ここ1、2年、グラドル界でホットなキーワードといえるのが“長身”“高身長”といったジャンルだろう。
先頃発売された『週刊プレイボーイ』では“長身グラビアアイドル番付”なる特集が組まれ、その人選や序列の正否も含めネット上で大きな話題を呼んだが、その事実はそれだけグラドル・ファンの間で関心が寄せられている証左であり、そのムーヴメントはシーンの中で確固たるものとして定着しつつあるように思われる。
「まあ、横綱から前頭まで東西あわせて10人しかいないことや、片山萌美(170センチ)や西岡葉月(170センチ)が漏れていることなど、不満はややあるものの、確かにこれだけ170センチ台のグラドルが活躍している現状については認めなければならないでしょう。
過去にも、グラドル・ブームの黎明を担った佐藤江梨子(173センチ)を筆頭に、松本さゆき(170センチ)、池田夏希(172センチ)、護あさな(171センチ)など、コンスタントに高身長のグラドルが活躍しましたが、いずれも異色の少数派の存在、ボディであり、一つのムーヴメントを形成するには至らず。
現在このような状況が生まれた背景としてはさまざまな理由が考えられますが、2000年代に入ってアイドルが市民権を獲得し、同性の女性からも俄然注目を集める中にあって、グラドルを選択する子が増えたということが一つ挙げられるでしょう」(アイドルライター)
アイドルの高身長化というと、安易に平均身長が上がった結果とも考えがちだが、調べてみると、実はここ20年ほど日本の成人女性のそれは158センチ前後の横バイ状態。
やはり、単純にグラドルのなり手が増えたと考えるのが正解といえそうだ。目下の状況について、芸能ライターの織田祐二氏にも聞いてみた。
「一つ気になるのは、高身長という特化したジャンルながら、依然、巨乳系が大半を占めているということ。
たとえば、個人的にここ5、6年で最もお世話になった(笑)DVDの一つが、菜々緒(172センチ)唯一のイメージDVDの『FOUR O’CLOCK』なんですが、ああいう長身スレンダーボディの逸材がどんどんグラドルとして登場してくれると、さらにムーヴメントが活性化するはず。そのあたりの今後の動向に、注目、期待したいところです」
『週プレ』は、昨年春にも高身長グラドルに関する記事を掲載しているが、ムーヴメントとしてはまだまだ始まったばかりといっていいだろう。
巨乳系だけにとどまらず、負けじとスレンダー系長身グラドルの攻勢が始まったとき、このムーヴメントはより強固なムーヴメントに、さらにはブームとして初めて認識されるのかもしれない。
(文・山口容子)
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