発売予定していたメジャー1stアルバムの発売延期(2016年9月)を筆頭に、喉の治療のため小林れいが無期限の活動休止(同年10月。今年6月復帰)、“ミスター・ゲス不倫”こと「ゲスの極み乙女」の川谷絵音作詞作曲によるシングル『大人やらせてよ』のリリース(同年11月)、言語道断の騒動の果ての山田朱莉のグループ脱退(2017年1月から3月にかけて)などなど、昨年秋あたりからなにかと慌ただしい展開が続く夢みるアドレセンス(以下、夢アド)。
前述の『大人~』以降、リリースしたシングル4枚はいずれもオリコンでベスト10入りできず(順に最高位13位、12位、11位、12位。メジャー・デビュー後初の事態)、2012年のグループ結成以来の順調な歩みから一転、袋小路に入り込んだ感もあるわけだが、それを打開すべく、先ごろ発表されたのが「新メンバーの募集」。
「正直、小林れいの8か月ぶりの復帰の直後の発表だったので驚きましたね。心機一転の意味に加え、彼女の喉を考慮したうえでの決断だったと思いますが、そもそも夢アドは、究極のビジュアルを兼ね備えた人気モデルを集めて作られたグループ。ビジュアル面、音楽面、パフォーマンス面においてアーティスト・カラーがかっちり出来上がったグループであり、新メンバーの加入はかなりの冒険という見方も。実際、ファンからは一定数の支持共感の声がある一方で、『新メンバーは不要。いまのまま4人でいい』という反対の声も数多く寄せられているようで、動向が気になるところです」(アイドルライター)
某筋の話によれば、その辺は事務所もメンバーも100%承知済みとか。であるなら、そんな無駄な試みは即刻やめたほうがいいようにも思われるが、実は、今回の企画の裏には一つの思惑が隠されているとも。
「あくまで噂なんですが、ここにきて、今回のメンバー募集の企画、プロセスはすべて出来レースなのでは? といった見方が浮上しているんです。要は、メンバー募集で大々的に話題作りをしたうえで、結果は『該当者なし』というパターン。というのも以前、PASSPO☆が(編集部註.初期のぱすぽ☆時代)同様の企画を試み、結局、該当者なしという結果で、逆にそれが功を奏してメンバーやファンの結束力がより高まったという例があるんです。ファンからすれば、出来レースでもなんでも『結果が良ければそれでいい』というわけで……。うーん、この噂の信ぴょう性は十分高いような気も(笑)」(某音楽事務所関係者)
アイドル・ファンなら周知のように、「カワイイだけじゃダメなんですか!?」がキャッチフレーズの夢アド。新メンバー加入の条件としては男女双方に認められる「絶対的なかわいさ」が一義的に求められるはずだが、そういった究極のかわいさを有した子で、ダンスや歌にも即対応できるパーフェクトな子がどれほどいるかを考えると、かなり難しいような? はたして、新メンバー加入で「新生・夢アド」が無事(?)誕生するのか、興味深く見守っていきたい。
(文・天然バナナ工場長)
SMAR (2017-03-22)
売り上げランキング: 11,990