松田聖子から橋本環奈、今田美桜、などを排出し、屈指の“アイドル県”としてあらためて注目の福岡県。福岡出身の女性タレントの出身市や町を調べられるだけ調べてみた!

橋本環奈、今田美桜らの活躍で、屈指の“アイドル県”としてあらためて注目の福岡県。だが、当然のようにその内訳、出身の市や町は各自バラバラ! 気になったので、現在まで公表されているものを、調べられるだけ調べてみました!

古くは松田聖子、酒井法子、森口博子、さらに遡ると、中尾ミエ(60年代、園まり、伊東ゆかりらと「スパーク3人娘」として人気)、山本リンダ、小柳ルミ子(70年代、天地真理、南沙織らと「新三人娘」で人気)など、昔から“美人の多い県”“アイドル輩出県”として知る人ぞ知る福岡県。とはいえ、一口に福岡県といっても人口510万強、29市29町2村を擁し、正確な出身地は各自それぞれで傾向や気質の差異はおそらくあるはず。

そんなわけで、新旧主な人気アイドル、人気歌手、人気女優ら、ざっとその内訳を見てみると、以下のような結果になることに――(註.市町村の人口は本ニュース調べ。アイウエオ順)。

福岡地方 

◉福岡市(158万人)

蒼井優、生田衣梨奈(モーニング娘。‘18)、今田美桜、川嶋あい、小柳ルミ子、酒井法子、椎名林檎、重盛さと美、生野陽子(フジテレビ)、瀬戸さおり、田中れいな(LoVendoЯ)、中村知世、西内ひろ、西内まりや、西田奈津美、橋本環奈、浜崎あゆみ、福田典子(テレビ東京)、藤原さくら、牧瀬里穂、松元絵里花、宮司愛海(フジテレビ)、森口博子、山口紗弥加、山本美月、与田祐希(乃木坂46)

◉筑紫野市(10万2千人)

柴田倫世、広瀬香美

◉糸島市(9万7千人)

篠田麻里子

◉福津市(6万3千人)

大家志津香(AKB48)、新木さくら(LinQ)

◉朝倉市(5万人)

朝倉あき、吉瀬美智子

◉志免町(4万5千人)

富田靖子

◉篠栗町(3万1千人)

髙木悠未(LinQ)

福岡県の中心ともいうべき福岡地方はさすがに多くの人気タレントを輩出してきた実情が。

ざっと見たところ、アイドルというよりも歌手や女優が多い印象で(女子アナも)、美貌に加え、気の強い個性派(具体的名前は伏せる)が顔を揃えている感があるのは気のせいか。

くだんの橋本にしろ、今田にしろ、福岡市の出身であり、福岡県はもちろんだが、「福岡市」こそがいま日本で最も熱い“アイドル輩出の街”と呼んで過言じゃないだろう。今後の同市の動向には依然要注目だ。

北九州地方

◉北九州市(94万5千人)

秋本祐希、板谷由夏、梅田彩佳、紗綾、高城亜樹、中尾ミエ、野中美郷、林美穂、原田佳奈、藤井一子、山本リンダ

◉中間市(4万人)

大野いと

◉苅田町(3万6千人)

潮田玲子

◉岡垣町(3万1千人)

石橋杏奈

◉豊前市(2万5千人)

大江麻理子(テレビ東京)

◉築上町(1万7千人)

田中久美

福岡県の本州側の玄関であり、福岡地域の次に栄えているといえる北九州地域。

南に位置する豊前市や築上町などは大分県に接しており、文化や環境などを考慮すると、単純に「福岡県」というだけの括りだけでは済まされないものがあるようにも。

田中久美、石橋杏奈、大野いとらがホリプロ所属であり(田中は1983年、第8回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリ)、この辺は偶然と思えるが、いやいや、この地域に強いスカウト網なんてのが同事務所には存在する可能性も(笑)。

なお、大江麻理子がこのような地方の町出身でありながらトップ女子アナの座に上りつめたのは奇跡と考えるのは早計。

彼女の曽祖父は昭和前期、地元(当時の築上郡八屋町)で『築上新聞』および『築上産業新聞』を創刊した大江俊明であり、「社会の先駆者」といった標榜は、曾孫の彼女の血に脈々と受け継がれているといえる。

筑後地方

◉久留米市(30万4千人)

有坂来瞳、家入レオ、井上麻美、江頭ゆい、香月亜耶乃、草場恵、高田里穂、田中麗奈、藤吉久美子、松田聖子、三木聖子、吉田羊

◉大牟田市(11万人)

井上望、甲斐智枝美、中山貴美子、諸岡なほ子

◉柳川市(6万5千人)

黒滝サク

◉八女市(6万2千人)

黒木瞳

◉小郡市(5万8千人)

伊藤麻希 (LinQ)

◉うきは市(2万8千人)

後藤理沙

福岡県南西部に位置し、佐賀県、熊本県、大分県に接する地域。

なんといっても、20世紀と21世紀をまたにかけた「永遠のスーパーアイドル」こと松田聖子を輩出した地域であり、「彼女=福岡県」「福岡県=アイドル輩出県」といった世の認識の嚆矢にあたる地域と呼んでいいだろう。

逆にいえば、彼女を超えるアイドルは依然輩出できていないともいえ、来年、新たな時代を迎えるにあたり、それを契機に“最後のポスト聖子”の登場に期待を寄せたいところだ。

筑豊地方

◉飯塚市(12万7千人)

大藤真紀、肘井美佳、芳野友美

◉直方市(5万6千人)

桑田靖子

◉田川市(4万7千人)

大和田紗希

◉宮若市(2万7千人)

尾崎里沙(日本テレビ)

◉赤村(2千900人)

仁支川峰子

福岡県の内陸部に位置する地域。

人口が40万人ほどということで(東京の町田市や長崎市ぐらい)、多くのアイドルの輩出を求めるのは酷というものだが、古くは、演歌にバラエティにヘアヌードに豪雨騒動に改名騒動に話題に事欠かない仁支川峰子(旧名.西川峰子)から、日テレアナとして“ポスト水卜麻美”の最右翼の尾崎里沙まで、なかなかどうしてがんばっている印象が。

福岡美人の穴場的地域……?

以上、一口に福岡県といっても単純に一筋縄ではいかないことがおわかりいただけたかと思うが、どうだろうか。

あらためてトータルで見るに、美人の宝庫である一方、福岡地方以外の地域も、多かれ少なかれ気の強い個性派(引き続き、具体名は割愛)が多いように感じられ、やはり、それが同県出身アイドル、ひいては、同県出身女性の気質といえそう。

可能であれば、次は逆の方角に位置する、筆者出身の都道府県でもある北海道(人口は福岡県と近い530万人。広大な分、地域も細かく分かれている)あたりでもやってみたい次第。

思うに、気質は福岡県とはまったく異なる結果になるはず……って、それ以前に美貌の出身アイドルどれだけいるかしら(そこが一番の違いか)。

(文・織田祐二)

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