引用:http://www.fujitv.co.jp/Chef/
低視聴率の原因は川口春奈!?
天海祐希の主演ドラマといえば、一昔前から高視聴率が取れることで、業界はもちろん、お茶の間でも周知のコンテンツ。
最高視聴率25.3%を記録した『女王の教室』(05年)を始め、同23.1%を記録した月9『トップキャスター』(06年)、平均視聴率14.7%を記録した『Around40~注文の多いオンナたち~』(08年)、20%超えも記録し、続編も作られた『BOSS』(09年、11年)、さらには視聴率苦難が叫ばれる昨今にあって、全10話で二桁をキープし続けた昨年暮れの『偽装の夫婦』など、その実績はダテじゃない。
当然、一年ぶりの主演となる今クールの『Chef~三ツ星の給食~』も放送前から高視聴率が期待されたわけだが、フタを開けてみれば、初回から8.0%という大誤算。その後は6話に至るまで一度も二桁達成と行かず、第4話に及んでは彼女史上前代未聞の4.9%のテイタラク。いったい、なぜ?
「そもそも、一流シェフが給食室のおばさんになるという設定が荒唐無稽すぎて、どこに共感、感情移入すればいいのか、戸惑った視聴者が多かったようですが、回を重ねるごとに彼女の演技力とキャラの魅力に引き込まれ、ネット上での評価は確実に上昇中。
ただ、木曜といえば、その前の枠の9時から放送の『ドクターX~外科医・大門未知子~』が、相変わらず平均20%をキープ中で、それと比べられると、かなり厳しいものが。出遅れたツケの大きさも否めなく、最終回で二桁に届けば御の字でしょうか」(テレビ誌編集者)
低視聴率の一因としては、現実離れした内容に加え、天海以外の出演陣の弱さも
指摘されているようだが、一方で戦犯としてあの子の名前も浮上することに。
「言わずもがな、川口春奈ですよね。
彼女といえば、初の主演作にして歴代最低平均視聴率3.8%を記録した『夫のカノジョ』(13年)が記憶に新しいところですが、同じく7.4%を記録した『金田一少年の事件簿N(neo)』、同じく5.4%を記録した『探偵の探偵』(15年)など、高視聴率にはなぜか縁のない女優。
実は、『夫のカノジョ』の裏が『ドクターX』だったわけで、今回は時間帯がズレてるにしろ、因縁を感じるというものですが、こうなったら、少しでも高視聴率との縁を作るべく、来年以降もスペシャルや再度シリーズ放送されることほぼ間違いなしの『ドクターX』に、チョイ役でもなんでもいいから出演するというのが妙案かも(笑)」(同氏)
その辺の川口の現状、今後の打開策については、芸能ライターの織田祐二氏にも聞いてみた。
「まあ、現時点、低視聴率女優のレッテルを貼られているのは確かですが、思い起こせば、2003年の主演ドラマ『ひと夏のパパへ』で平均5.6%の低視聴率を叩き出した上戸彩は、地道に演技力を磨き、『昼顔』(14年)で大きな飛躍を遂げましたし、『女はそれを許さない』(14年)で同じく6.1%に甘んじた深田恭子もすぐさま『セカンド・ラブ』(15年)で新境地を開拓。
セクシー路線やエロス路線が残されている以上、なにも心配はないですし、むしろ、万人が認める美形の川口ということで、早々にそっち路線の挑戦を望みたいところです」
これまでブログの更新には意欲的じゃなかった彼女だが、最近は、ドラマの宣伝の意味もかねてか写真付きで頻繁に更新しており、その美しい顔立ちが賞賛と話題を呼び、各ネットニュースでも取り上げられることに。
改めて、己の美貌を自覚していただいたうえで、起死回生のセクシー演技(艶技)の挑戦に期待を寄せたい。
(文・山口容子)
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