浅川梨奈、大原優乃、小倉優香らビッグ3を中心に、依然、群雄割拠の様相を呈するグラドル・シーン。その中で「ハイレグ」を武器に孤軍奮闘、独立独歩の歩みを見せているのが川崎あや(27)。
「ハイレグ」といえば、言わずもがな、1990年前後のバブル全盛時代に一大ブームを築いた水着(下着)であり、昨今のグラドル・シーンはむろん、優香登場以降の20年の王道グラドル・シーンを振り返っても、ほぼ皆無といっていい戦略にしてウリ。
はたして、彼女はその武器でもって、今後どこまで突き進むつもりなのか?
「バブル当時のハイレグ・クイーンといえば岡本夏生が有名ですが、ほかにも飯島直子、鈴木保奈美、鈴木京香、石田ゆり子、杉本彩、松嶋菜々子、かとうれいこ、C.C.ガールズら、当時、全盛の大手企業のキャンペーンガールを務めていた面々はほぼ全員ハイレグの水着姿を披露しています。
ちなみに優香もブレイク初期の段階では、それに近い競泳水着を着用していますね。
ハイレグが廃れた原因については、諸説言われますが、ビキニが主流になったことやグラドルの低年齢化など。ビキニのハイレグもありますが、主流はやはり競泳水着タイプ。
巨乳が全盛になって、下半身よりも胸に注目が行くようになったこと。ローティーンのグラドルが続々登場するようになって、股間がエグい(笑)ハイレグはほとんど姿を消すことに。
例外は、インリン以降、一時、一大ムーブメントの様相を呈した着エロ勢でしょうか」(芸能ライター・ニイゼキユウジ氏)
元々、レースクイーン時代からその極上のクビレ(身長167センチ。3サイズは80・52・88)を生かした、過激な露出をウリにしてきた彼女。
ミスFLASH2016グランプリ受賞後はやや守りに入った感も見受けられたが、昨年夏のヤンジャン登場以降、徐々に本領を発揮。この一年間で同誌には4度登場、今年の2回はいずれも表紙で、ハイレグ・グラドルとしての存在感をフルに発揮。
とりわけ、7月発売の表紙号では、インパクト絶大の真紅のチャイナドレス調のハイレグ水着着用で、グラドル・ファンの度肝を抜くことに(股間から両太ももにかけてしっかり浮き出たラインを目の当たりにして、深夜のコンビニで筆者は「ウソでしょ!?」と二度見してしまった)。
「現時点、ほかにライバルが見当たらないウリという意味ではいいんじゃないでしょうか。
年齢的にも27歳ですし、本人もことあるごとに言っている『基本NGはナシ』というスタンスからも、当面この路線で邁進するのは確実。
ここまできたら、90年代に某グループがウリにしたTフロントの披露なんてのも期待したいところですが(笑)。
平成最後にして、新元号最初のNo.1ハイレグ・グラドルの歩みに大いに注目したいところです」(同氏)
ネットの評判を見ると、絶賛の一方で若干の戸惑いの反応もあるようだが、彼女の場合、一連のヤンジャンを見る限り、その童顔ゆえか、お嬢様育ちならではのおっとりさゆえか(笑)。
かつての着エロのようなエグさをあまり感じさせなく(一方で『週刊アスキー』のバストアップの表紙など、エロスのエの字も感じさせない清純さ)、極めて特異でユニークな存在といえそう。バブル時代とも着エロ勢とも違う、新たな“ハイレグ第3世代”の筆頭としてその魅力、可能性をいかんなく世に伝えてほしい限り!
(文・織田祐二)
双葉社
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