橋本環奈、桜井日奈子らに続くブレイクアイドルとして俄然注目の存在! “福岡の奇跡”こと吉崎綾はどこまでホンモノの“奇跡”なのか?

週間ヤングジャンプ2017年5月26日発売号

 2013年、“奇跡の1枚”(地元・福岡でのイベントでファンに撮られたかわいすぎる一枚の写真)でブレイクした橋本環奈以来、“奇跡”が注目のキーワードになっているアイドル・シーン。“岡山の奇跡”の桜井日奈子や“奇跡の38歳”のグラビアアイドルの森崎まみ、“奇跡の中学生3人組”ことTask have Funに至るまで、“奇跡”の潮流は止みそうもないが、そんな中、目下、なんといっても最注目の人物といえば、“福岡の奇跡”こと吉崎綾(21)だ。

「そう呼ばれるようになった発端は、昨年5月に表紙&グラビアに登場した『ヤングジャンプ』のキャッチフレーズですね。身長が150センチ、バストが76センチと決してスペシャルなプロポーションとはいえないものの(笑)、体型がほぼ橋本環奈と一緒、加えて橋本に引けを取らない抜群のキュートな顔立ちで、一躍注目の存在に。同じ福岡出身ということで、“福岡最強美少女”説なるものも各メディアで報じられることになりました」(アイドルライター)

 元々、地元・福岡を活動の拠点としており(ちなみに両親は、父親が日本人、母親がスペインとフィリピンの血を持ち、生粋の美少女ぶりはそこから来ている模様)、『ヤンジャン』登場後もしばらくは地元を中心に活動していた彼女。この夏より本格的に全国進出し、8月からは秋元康プレゼンツのアイドル・オーディション番組『ラストアイドル』(テレ朝系)に出演中。アイドルグループデビューに向けて熾烈なバトルが繰り広げられる中、ここまでしっかり上位の成績をキープ中。さらに先頃は『踊る!さんま御殿!!』に“福岡の奇跡”の肩書きで登場し、大きな話題を集めることに。あらためて、その実力、期待のほどは???

「“奇跡”の肩書きでブレイクを果たした橋本環奈や桜井日奈子らと比べると、ややインパクトに欠けるきらいもありますが、ネットの反応や反響を見る限り、今後の期待度としてはまずまずといったところでしょうか。正直、くだんの番組から誕生するアイドルグループの総合的な歌唱力やパフォーマンス力が、現時点、覚束ない部分もあり、その注目度や知名度にあわせて、ソロで活動していったほうがベターな感もなきにしもあらずですが。まあ、その辺は事務所の戦略の兼ね合いや、歌手志望、アイドル志望としての本人の意向もあるのでしょう」(同氏)

 芸能評論家のニイゼキユウジ氏にも聞いてみた。

「福岡といえば、周知のように、昔から美少女アイドルの激戦区で知られる土地。必然、そのハードルは上がるというもので、さらに昨今の“奇跡”流行りでその価値がややもすれば形骸化していく状況にあって、彼女の奮闘には大いに期待したいところ。うーん、ワタシが思う“福岡の奇跡”ですか?(笑)。個人的には、デビュー時から福岡も日本も超越して“世界一のアイドル”、それこそ“世界の奇跡”を標榜中といっても過言じゃないモーニング娘。’17の生田衣梨奈あたりをそう呼びたい感じもありますが……。芸歴6年を超える彼女ですが、年齢はまだ20歳。稀代の身体能力をフルに生かし、ステージで魅せる側転やバク転のパフォは、ほかのアイドルにはそうそうマネのできない“奇跡”。彼女こそ真の“奇跡のアイドル”と呼んでいいんじゃないでしょうか(笑)」

 最後に思わぬ名前が出てきたりもしたが(笑)、とりあえず、「吉崎綾=福岡の奇跡」については、十分整合性があるという結論で……。アイドル史に新たな軌跡を残すべく、平成ラストの“奇跡”の真価を存分に発揮していただきたい限りだ。

(文・地谷子)

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