樽ドル・ムーヴメント15周年といわれる今年、最新作が再び1位に輝いた紺野栞と桐山瑠衣とももせもも。元祖・類家明日香の凄さと、依然衰えないその人気について考えてみた!

樽ドル・ムーヴメントを振り返る

腰回りが太くてまるで樽のよう! ということで名づけられた“樽ドル”。その起源は、言わずと知れた類家明日香であり(ん? 常識ですよね?)、今年2020年は知る人ぞ知るように(これは案外知られていないはず)、樽ドルというタームが誕生して15周年というわけで、その魅力について改めて迫りたい次第。

「類家明日香……。完全に伝説のグラドルですね。なんといっても、最終的なウエストの数値が86センチですから(笑)。フツーに巨乳サイズの数値がウエストに来ている感じ。樽ドルという呼称を逆手に敬称にとって、2005年暮れにDVD『樽でどうだっ!!』を、2006年に『たるるん』をリリース。まだまだ現在のように、グラドルの多様化がなされていない中で、彼女の存在は、文字どおり、革命的でありましたね。ちなみに、一時まで、樽ドルの“樽”の語源は三津谷葉子の一部ファンにおける呼称というのが定説でしたが、それが載っていたwikiの“樽ドル”の項目はかなり前に消されており……。いわゆる、“樽ドル”の元祖は類家でいいでしょう」(アイドルライター)

当時、どのライターや媒体よりも樽ドルにご執心だったという芸能ライターの織田祐二氏も続けて語る。

「うーん、自分的には樽ドルというよりは、むちむち系のグラドルなんですがね(苦笑)。当時、アイドルの記事ページを担当していた雑誌『ヴァッカ!』で懲りずに3回ぐらい特集を組んだはず。その流れで『SPA!』が特集した同様の記事で、コメントも求められました。自分の中で類家明日香という存在は、三津谷葉子や磯山さやか、松金洋子、滝沢乃南、山本早織、神楽坂恵あたりの流れをくむ、むちむち系の究極の体型の持ち主ですね。イベント取材は数回おこなったはずですが、目の当たりにした76センチとも86センチともいわれる驚異のウエストは、唯一無二の圧巻の存在といえましたね」

とはいえ、結局、いつのまにかシーンからフェードアウトしてしまった彼女だが……。

「やっぱり残念でしたよ。ただ、時代に圧倒的に早すぎた存在といえたかも。彼女のブレイク時期は、ほしのあきのブレイク時期とも重なるわけですが、依然、従来の王道の巨乳のプロポーションがウケた時代でしたから……。仮に、グラドルの細分化が進み、SNSも盛んないまだったら? ガンダム好きというヲタク性もあるので、間違いなく同じようにブレイクはしたはずですが、いや、樽ドルの元祖、伝説として、やはり早いあの時期に奇跡的に登場していたというのが彼女には合っていると思いますね」(織田氏)

それでは、樽ドル・ムーヴメント後の流れを、あらためて振り返ると???

「北村ひとみ改め水樹たま、桐山瑠衣、藤子まい、風子改めPちゃん、篠崎愛、西田麻衣、最近だと、紺野栞、ももせももあたりに連なる流れですかね。桐山にしろ、ももせにしろ、紺野にしろ、新作DVDは相変わらず1位を獲得しましたし、その支持は依然俄然高いものが。3人の体型はある意味、樽ドルの究極中の究極の完成形と呼べるかもしれません。ちなみに、類家が早すぎた存在だったというのはネットでも書かれていますが、だからこそ、いまの時代に復活というのもおもしろいのではないでしょうか」(前出・アイドルライター)

周知のように、水樹、篠崎、西田なども、売り上げランキングでは再三にわたりトップの座に輝いており、樽ドル・ムーヴメントとしての根強~い人気のほどが窺われるというもの。

なお、1985年生まれで現在は35歳の彼女。仮に万が一(笑)、復活実現のあかつきには「逆襲の明日香」「間違いない。ヤツだ。ヤツが来たんだ!」「見せてもらおうか、新しい明日香の体型とやらを」などといったキャッチフレーズでもって活動していただき、さらには、桐山、紺野、ももせらと新旧超ビッグ共演なんてのも望みたいところ。グラドル・シーンにおいて、我が樽ドルは永久に不滅なのです!

(文・ゴーゴータイムズ雑賀)