アイドルライター・ニイゼキユウジ 今日の議題は、昨今のイメージDVDのタイトル問題についてなんですが
芸能ライター・織田祐二 なんか、妙にあらたまったような感じじゃない？(笑)
ニイゼキ いや、実際そうなんですが。というのも、最近のタイトルって、やけにAV風のものが目につきません？
織田 確かに多いよね。えーと、最近だと桜りん『淫らで陰湿な片思い』とか、古河由衣の『“愛人”という名のワタシ』とか雨宮留菜の『わいせつ罪で逮捕!?』とか……って全部エアーコントロールの作品だけど(笑)
ニイゼキ エアーコントロールといえば、最近お馴染みの『隣の巨乳お姉さんが暇すぎてボクを誘惑してくるからその熟れた女体と思う存分愛し合った夏の夕暮れ』シリーズですね。AKO、ゆうみ、叶夢らがリリースして売れています
織田 それに対抗しているのがスパイスビジュアルの作品か。相田美優の『主人不在の3日間 快楽に溺れ―。淫らになり続けた私― 思いのままに、気の済むまで、美優で満たして下さい。』とか白瀬由衣『姉が仕事で家を空けるので姉の彼氏と3日間愛し合った由衣の記録』とか。3日間愛し合うというのがポイントで
ニイゼキ エアコンの令子の『都合のいい愛人と最高のヒトトキを楽しんだ一夜』は一夜に絞って愛し合うという(笑)
織田 流れの嚆矢としては、竹書房から出た緒方咲の『憧れ先輩上司と出張相部屋』あたり？ 最初タイトル見たときは“なんちゅータイトルつけてるんだ!?”と愕然とした
ニイゼキ 2020年5月のリリースですね。ちなみにその次作がエアコンの『向かいの部屋に住むお姉さんのカラダに目が釘付け』になります
織田 最新作が『おしえて！さき先生』でよかった？(苦笑)
ニイゼキ 時系列で行けば、橋本マナミの『団地妻 夫に内緒で』かもしれません
織田 えーと、2014年の5月のリリース？ 確かに『団地妻』はグラドルのイメージDVDとしては掟破り(笑)
ニイゼキ 『団地妻』のタイトルで言うと、璃子が2017年に『団地妻～未亡人の情事～』、堀尾実咲が2018年に『団地妻～鍵穴の向こう側～』、来栖うさこが今月5月、『来栖うさこの桃尻団地妻』をリリース。いずれもメーカーはリバプールですね
織田 サッカーの名門チームもビートルズも想定外の流れ
ニイゼキ そんなわけで、この流れの総括を……
織田 うーん、意見をワタシに丸投げ？(笑)。いや、でも、最初は仰天して違和感も覚えたけど、完全に慣れてしまったというか。実情として売れているわけで、いいんじゃないでしょうか
ニイゼキ 新たな動きということで全面肯定ですか
織田 話題の新人・戸塚こはるの『工業高校出身の彼女がけしからんカラダをしていたのでグラビアデビューしてもらいました！』もいい感じだし。安易なダジャレのタイトルよりはいい、と言っておきましょうか。って、なにか反論が？(苦笑)
ニイゼキ いやいや。自分も気になって仕方ない戸塚こはるの名前を出されたらなにも言えず……(苦笑)
織田 あとは人選の妙味ですよね。ミスFLASH獲った子の第1弾DVDのタイトルがソレ系とか
ニイゼキ さすがに100%ないかと
織田 じゃあ、ミスマガジン獲った子の第1弾……
ニイゼキ 1000％ないですから！
織田 ………。諸々失礼いたしました(苦笑)
(文・山口容子)