(出典:http://www.ktv.jp/siren/index.html)
松坂桃李、木村文乃、菜々緒ら旬の顔ぶれで放送前から話題を集め初回は12.9%というまずまずの結果を残したが、第2話以降、視聴率一桁を継続中の『サイレーン』。
今夜放送の6話では、松坂桃李さん演じる里見が、菜々緒さんが演じる美しき殺人鬼・カラをベッドに押し倒す衝撃のシーンが放送されます。
(公式HPより)
と、目下話題作りに励んでいるものの、完全に内容でもって視聴者に見離された形になっている様子。
いったい、なにがいけないのか?
「『刑事ドラマなのに中途半端なラブコメの展開が鼻につく』とか、『刑事2人して菜々緒演じる悪役に振り回されすぎ』とか、『一見今風に見えて実はかなりの昔風の内容?』
など、ネットではいろいろ言われているようですが、結局、それらマイナスの要素がいくつも絡んで、視聴者が離れていったということなんでしょうね。
とりあえず、今作は原作に忠実ということで、そもそも『原作自体に問題があったのでは?』という声もあるものの、これだけのキャスティングでの失速は、局や作り手としてはやはり想定外だったでしょうね」(芸能記者)
中途半端なラブコメという意味では、冷静沈着な刑事であるはずの木村の役どころが松坂の役にやたら嫉妬しすぎという点(エレベーター内でのキスを誤解するシーンは韓国ドラマにありがちなベタさ!)。
刑事2人して云々については、2人が住む部屋に盗聴器が簡単に仕掛けられてしまう展開などが挙げられる。起死回生の策はないのか?
「ここまでの一番の見所は悪役の菜々緒の妖しい存在感と、その一挙手一投足。
とはいえ、すでに一部で言われているように、彼女は意外に数字を持っていないことで知られています。
ちなみに彼女がこれまで出演した主なドラマの平均視聴率を出演順に見ていくと、『ファースト・クラス』の1期が8.0%、2期が6.6%、『まっしろ』が5.7%、『HEAT』に至っては4.1%ということで見事に右下がり。
むろん、彼女一人に責任を背負わせるのは酷ですが、女優としての彼女に対する世間の評価は決して高くない事実を再認識する必要はあるでしょうね」(同上芸能記者)
第5話までの平均視聴率は9.6%。こうしてみると、過去のの出演作よりも圧倒的にいい成績のわけだが(笑)。
以前、某バラエティ番組に出た際、『HEAT』の惨敗ぶりについて聞かれ、「ワタシがあんまり出てないせいかも(笑)」と応じてみせた彼女。終盤はさらに出番が多くなることが予想される中、どこまでその本領を発揮できるか注目したい。
(文・三橋りの)
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