篠田麻里子、広瀬すず、紗綾、奈月セナなど、小池栄子を慕い、目標にするアイドルが続出中!? グラドルとしてはもちろん、女優、タレントとしてのその凄さを検証してみた!

「PARA´ISO:Guadalajara,Tequila y Costa Alegre」(講談社)

小池栄子言わずと知れた平成を代表するグラドル・レジェンドであり、現在は、女優としてタレントとして、マルチに活躍中。

その好感度、機転の利いたトーク力、安定した演技力などについては、いまさらあーだこーだ言うに及ばないことと思われるが、もう一つ、彼女を語るうえで特筆すべきことは、女優やアイドルなどの若手、後輩からのダントツのリスペクトぶりだろう。

「昨年グラドルを卒業した紗綾、グラドルのニューフェイスとして人気急上昇中の奈月セナあたりの目標発言が記憶に新しいところですが、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で共演した広瀬すずの心酔ぶりなども伝わってきていますね。あとは、なんといっても、篠田麻里子。昨年11月の小池の誕生日を小池のダンナの坂田亘とともに祝い、その様子がネットで大きな話題に。グラドル出身のベテランは大勢いますが、ここまで幅広い層の後輩から慕われているのは彼女ぐらいではないでしょうか」(芸能評論家)

あえて、ここでは名前を出さないが(笑)、彼女と同年代の30代後半のグラドル出身者を見回しても、彼女のように後進からここまでリスペクトされている者はほぼ皆無といっていい。

紗綾にしろ、奈月にしろ、グラドル全盛期の彼女はおそらく知らないはずで、世間や周囲の評価から私淑、尊敬に繋がったものと思われるが、確かにその歩みは、全グラドルのロールモデルとして認識されてしかるべきだろう。

芸能ライターの織田祐二氏も彼女の凄さを語る。

「21世紀のグラドル・シーンは彼女のブレイクから始まったといっても過言じゃない。元々、女優志望でグラビアにはあまり乗り気じゃなかったというのは、イエローキャブの創始者、現サンズエンタテインメントの野田会長の著書などにも書かれていて知る人ぞ知る話ですが、2001年の井川遥の怒涛の快進撃の前に重い乳と重い腰を上げて立ちふさがったのが彼女。
彼女がいなければ、その後のイエキャブを担ったMEGUMIや根本はるみが誕生することはなかったとも思われ、後々続く巨乳、爆乳ブームも彼女の存在があったからといって間違いない。
一方で、優香や釈由美子など、グラドルから女優に転身する者はほかにもいましたが、早くから主役にこだわらず、堅実に演技を磨き続けたのは彼女ならでは。
その歴史にまやかしは一切なく、依然、若手から人望を集め続けるのは至極納得といえます」

ちなみに、彼女がグラビアに本格転身したキッカケは、織田氏が当時やっていた某誌のグラドル番付企画(2001年の春場所)で、彼女を井川に対峙する横綱に位置づけたゆえ、事務所、本人共々奮起したせい……というのが、当時、一部業界でまことしやかに囁かれたが(笑)。

それはともかく、いま、名前の挙がった優香などは同い年、同様に女優からバラエティまでこなすマルチな資質の持ち主ということもあり、不仲説などアレコレ書かれがちだが、実際はとても仲のいい、互いにリスペクトしあう関係といえる。

「若手グラドルにとって、目先の目標の人物はいくらでもいますが、中長期的に見ての目標を掲げることも大事。
その意味で、小池栄子ほどふさわしい存在はそういない。個人的に、奈月に続いてそういう発言をする新人グラドルが現れないか興味津々で、楽しみな限り。
むろん、若手女優からそういう声が聞かれるのも全然アリですが(笑)」(織田氏)

最後にあえて記しておけば、現在番組で共演中の松本人志や村上龍、さらには、和田アキ子や石橋貴明などの大御所たちから一目置かれていることでも知られる彼女。

芸能界の上から下から、これほどまでに慕われるタレントはそういるものではない。今後のさらなる活躍に期待を寄せると同時に、紗綾や奈月の発言以降、グラドル時代の実績の再評価も著しい中、願わくば、そのお手本というべき、依然衰え知らずのボディの解禁なんてのも望みたいところだが……。

(文・三橋りの)

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