グラドルでブレイクする定番のネーミング!?  “葉月”という名前はなぜここまで多いのか、できうる限り考えてみた……(笑)

グラドルでブレイクの法則? 葉月というネーミング。

ここ数年、グラドル界でやたら目にする名前といえば、“葉月”。思いつくまま、ざっと挙げただけでも、葉月あや、葉月つばさ、葉月ゆめ、加納葉月、葉月美優、葉月蓮、西岡葉月、葉月佐和、葉月みゆ(現・ソラ豆琴美)、そして、そのまんまに、葉月(2014年ミスヤングチャンピオングランプリで現・瀬名葉月。

ちなみに、西岡葉月も登場時は単に葉月だったはず)。なぜ、ここまで多いのか?

「まず、本名か芸名かの違いがあるかと思いますが、葉月あやや加納葉月は本名のようで(筆者注.“あや”の本名は漢字名とのこと)、葉月つばさや葉月ゆめらは芸名の模様。なぜ、多いのか? と問われると難しいですが、下の名前で言うと、乃木坂の向井葉月やHKTの外岡葉月、わーすたの坂元葉月が1998年から1999年の生まれで、その時期にそれなりに流行った名前といえそう。ただ、くだんの面々を見ると、名字が圧倒的多いんですよねえ。うーん、なんでなんでしょウ(苦笑)」(アイドル誌編集者)

 アラフィフの筆者の感覚でいうと、葉月といえば女優の葉月里緒奈が筆頭か(2004年まで葉月里緒菜名義。ちなみに、くだんの向井ら3人の名前は彼女が由来? とも考えたが、葉月里緒奈は1998年にヘアヌード写真集を刊行。さすがにないだろう。つーか、仮にあやかるなら、名前の里緒菜のほうをつけるはず)。
アイドルライターの思い出でいうと、2001年の日テレジェニックの鈴木葉月が古参として浮かぶ一方、ミスマガジン2010読者特別賞の日向泉が改名した蒼井葉月、さらに改名しての葉月あたりも(前述の西岡葉月といい、瀬名葉月といい、単なる“葉月”名があとを絶たないのもなぜ?)。

「葉月といえば、本来、旧暦の8月のことですが、各自の誕生日などを見るとそう関係はなさそう(笑)。ほかの面では、90年代から作家や声優、女優、AV女優、ミュージシャン、アニメのキャラで何人もいるようですが、こちらも特にコレという決め手はなさそうで。案外、日テレジェニック2014に輝き、長澤茉里奈始めグラドル仲間や後輩から信奉厚い葉月あやにあやかってというのが、あながち間違っていないような感も?(苦笑)。なお、2010年からの大ヒット商品のハズキルーペ、およびその会社のハズキカンパニーは、“ス”にテンテンということで、字が違います」(フリー編集者・ブライアン飯野氏)

筆者も葉月あや説に1票(笑)。結論としては、グラドルそれぞれに意図や思いがあり、つけたのではなかろうかということで(これ以上の結論は無理)。法則ともいうべき、ブレイク率が極めて高く、名字でも名前でも行けるスペシャルなネーミングの“葉月”。なんだったら、よくばって“葉月葉月”なんてのもいいのでは? インパクトは最上級……って、ダメか(笑)。

(文・織田祐二)