16年ぶりにリリースの写真集が高セールスを記録中の熊切あさみの躍進を受け、俄然注目の“花の1980年生まれ”グラドルたち。これまでの豪華なメンツと歩みを振り返りつつ、今後の展開を予測する!?

再評価されつつある“1980年生まれ”のグラドルたちとは

ここにきて、一部ネットで評価(再評価?)が著しい“1980年生まれ”のグラドルたち。プロ野球でいうなら、いわゆる“松坂世代”というわけだが、実はグラドルも錚々たる顔ぶれが並ぶのがこの年生まれ。

「ざっと挙げると、山田まりや、嘉門洋子、優香、酒井若菜、眞鍋かをり、小池栄子、川村亜紀、吉岡美穂、根本はるみ、井上和香、夏川純、優木まおみ、壇蜜、脊山麻理子など。ここに、目下、新作DVDと新作写真集が高セールスを記録中の熊切あさ美も加わり、さらに厚みが増しました。凄さはなんといっても活躍が長期にわたっている点で、最初に1996年に16歳でブレイクした山田まりやから、今回の再ブレイク中(笑)の40歳の熊切まで実に24年にわたってシーンを盛り上げていること。たとえば、1998年にブレイクした優香と同じ高校で同じ学年の井上和香のブレイクが2003年で、当時その5年の開きですら驚愕したわけですが、それが24年ともなると奇跡の時空と呼ぶしかないでしょう(笑)」(アイドルライター)

ちなみにプロ野球・松坂世代で現役なのは、その松坂(西武)と藤川球児(阪神)の2人。藤川の昨年の記録を見ると(16セーブ、23ホールド)、「恐るべしその世代!」と唸るしかないが、グラドルにおけるそれも負けじと気を吐いている模様。

「とりあえず、グラビア現役組は脊山と熊切ですか。熊切がいい感じで再ブレイクしているので、この流れを切りたくはないですがね。前述のメンバーで言うと、期待したいのは川村亜紀あたりでしょうか。2000年ミスヤンマガグランプリから20年を経て、その魅惑の巨乳ボディ、見てみたいですねえ。あとは、伝説のグラドル番組『BiKiNi』で山田まりやや嘉門と一緒に活躍した1980年組。柳明日香、浜田春菜、三浦直子あたりの元祖ギャルグラドル勢のいまの姿は、断然興味ありますね」(同氏)

浜田春菜といえば、のちに音楽ユニット・HΛLのヴォーカルのHALNAとして脚光を浴びることになるグラドル。確かにいま水着姿を披露してくれたら興味深いものが。待望論については、アイドル評論家の三橋りの氏にも聞いてみた。

「熊切が在籍していたチェキッ娘繋がりで、同い年のメンバーの下川みくにや町田恵、森知子らだと話題性も抜群ですが、さすがに無理ですよね(苦笑)。脊山よろしく女子アナ枠では、伊藤綾子がいますね。熱愛報道を経て、2018年にシーンからいったんフェードアウトしている彼女。12月に40歳になる前に、復活の嵐……もとい、復活の狼煙(のろし)という意味ではグラビアは格好の手段じゃないでしょうか(笑)」

熊切の再躍進を受け、にわかに活気づきそうな予感もある“1980年生まれ”のペルソナによるグラビア・シーン。その再評価の動きも含め、じっくり注目していきたい所存だ。

(文・織田祐二)