小島瑠璃子、倉科カナ、武田玲奈などリリース以来、売れ続けている名作DVD。売れ続ける理由&特にオススメ作品はどれだ!?

アイドルライター・ニイゼキユウジ 今回の議題はイメージDVD旧作売れ続けている問題なんですが……。

芸能ライター・織田祐二 そんな問題、本当にあるの?(笑)。単に名作だから売れ続けているんじゃあ?

ニイゼキ まあ、そう言ってしまえばそうなんですが。ただ、小島瑠璃子の『こじるり×3参上!!!』は2011年11月発売でちょうど10年前、倉科カナの『ミスマガジン2006 倉科カナ』に至っては、2006年10月発売で15年も前ですからね。それがいまだamazonのベスト100ランキングにコンスタントに入ってくるという

織田 倉科カナは2009年リリースのラストDVD『Beach Angels倉科カナinサウス・ストラドブローク島』のほうが売れ続けている印象

ニイゼキ サウス・ストラドブローク島ってそれで覚えました(笑)。いや、ほかにも、有村架純、菜々緒、吹石一恵、綾瀬はるか、新川優愛あたりの旧作、もとい名作が依然コンスタントにランクインしており、現役グラドル陣の新作の売り上げを阻んでるような状況なんです。武田玲奈ぐらいならまだ4年前の作品なのでわかりますが

織田 そのあたりの実情はわかるけれども、仕方ないというか。やはり、いまでは見られないこじるりや倉科の水着姿を見たい、じっくり観たいという欲望は抑えられないという。有村架純や菜々緒あたりもそうだよね。

ニイゼキ 実際作品を観てみてどうです?

織田 倉科の『Beach Angels倉科カナinサウス・ストラドブローク島』は見せ惜しみほぼなしの揺れまくりで、やはり名作と呼ぶしかない。有村架純の1stの『ヤンジャン』モノは某事情により熊本の田舎での撮影。5、60メートルぐらい後ろをフツーに人が通るような河原で水着姿になって、そのチープさが逆にリアルでたまらないという。天気があんまりよくないところも見どころか(苦笑)。菜々緒の唯一のイメージ『FOUR O’CLOCK』は彼女が21歳のときの作品。バラエティに富んだビキニやランジェリー調、美脚強調の網タイ姿など、十分に“使える”内容になっている(笑)。個人的には長澤まさみのラストの『Summertime Blue』がオススメ。冒頭、ボーンと飛び出す巨乳のインパクトが強烈すぎ。当時の長澤は16歳ぐらいですね

ニイゼキ 長澤って16歳でラスト水着宣言していたという。こじるりのはちょっとバラエティ寄りの内容ですよね

織田 1人3役だったかな? 務める仕掛けでうち1役が水着になってくれるという。マッサージや疑似行為系が主流の昨今のと比べると物足りなさは当然あるけど、ホリプロタレントスカウトキャラバンのグランプリですからね。

ニイゼキ 最新のベスト100ランキングに10枚ぐらい旧作が入ってると忸怩たる思いになりませんか?(笑)。その分、現役の新作に売れてほしいという

織田 気持ちはわかる。ただ、どんなに上にランクインしてもベスト10に1枚入るぐらいで、あとはそれ以下の順位というのが常。さすがにトップ3が、倉科、有村、こじるりあたりで占められたら“マジかよ?”って驚き焦りそうだが、そのあたりの上位はフレッシュな面々の新作でちゃんと収まっている。むしろ、俳優系や韓国モノが上位に入ってきたら“グラドル、もっとがんばれ!”という感じで(笑)

ニイゼキ 女性アイドルのイメージDVDだけのランキングで見るのも可能ですが、業界の人間は男女総合ランキングで見る人が多いですよね

織田 そういった他ジャンルを制しての1位や上位ランクインに価値があるというね。

ニイゼキ ちなみにこうして話しているいまの(5月某日某時)ベスト100ランキングを覗いてみると、井上和香、優香、滝口ミラ、矢吹春奈、沢尻エリカ、小倉優子、川村ゆきえ、川村亜紀、加藤美佳、工藤亜弥、イエキャブのオムニバス、南明奈、大城美和らの旧作が入ってきています

織田 んん? 珍しくくだんのお馴染みの倉科、こじるり、有村あたりが入ってないという? つーか、滝口ミラや加藤美佳、大城美和って、相当レアなランキングのような(笑)

ニイゼキ 優香の作品は20年以上前のリリースですよ

織田 そのへんまでになると、やはり“現役陣、もっとがんばれ!”と言いたくなるか(苦笑)。まあ、グラドル・ファンは常に貪欲、勉強熱心という結論で……(笑)

ニイゼキ うーん、どういう層の人間が買っているかはわからないですが

織田 確かに、いま、沢尻のDVDを買い求める人間って(苦笑)。とりあえず、ベスト100全部が現役のグラドルで占めてくれる日を待ち望みたい……って、おそらくほぼ無理だろうなあ

ニイゼキ ベスト50、いやベスト30ぐらいならなんとかなりそうじゃないですか

織田 そうね。ただ、旧作はともかく男性陣モノが常になにか上位に入ってくるのが昨今の実情で……

ニイゼキ とにかくランキングからは片時も目が離せないということで

織田 気長にウォッチしていきましょう(笑)

(文・山口容子)