<ぶりっこ>を超越&進化させた<ネオぶりっこ>! グラドル史上、最初にして最強の呼称を与えられた原つむぎに、あらためて注目!

<ぶりっこ>を超越&進化させた<ネオぶりっこ>原つむぎの魅力とは!?

グラドルのイメージDVD。あまたの作品があるだけ、あまたのタイトルが存するのはごくあたり前の道理だが、そんな中、時折、「おっ!?」と気を引かれるタイトルが……。最近では、原つむぎの新作『ネオぶりっこ最強説』(8月23日発売・Aircontrol)もその一つだろう。

「昭和の時代、80年代に一世風靡した“ぶりっこ(子)”というワードですが、“ネオぶりっこ”は2017年頃からネットで使われ始めたもの――生みの親は“ゆうこす”こと菅本裕子――ですよね。ネガティヴな印象の強い“ぶりっこ”に反して、男女誰からも好かれるポジティヴなぶりっこが“ネオぶりっこ”。グラドル界でついに満を持して登場した感じでしょうか」(ネットライター・天然バナナ工場長)

なるほど、確かに、さとう珠緒に始まり、一時期の小倉優子、一時期の深田恭子、一時期の石原さとみ、一時期の田中みな実など、これまでそう呼ばれてきた子たちの大半は決してポジティヴな意味でのそれではなかった。番組の役柄の演技による“ぶりっこ悪女”で話題を集めた中村静香も、ネットでの評判は賛否が激しかった。

「いわゆる、あざとさを感じさせるかどうかの問題。周囲の顔ぶれによって態度を露骨に変える従来のぶりっこは、いつの時代も旗色は芳しくないもの。まあ、芸能人の場合は、ちょっとした言動やキャラのイメージで強烈に根付いてしまうケースが多々であり、本性としてのぶりっことはやや異なる感もありますが……。一方で、昨今認知のネオぶりっこは進化系にして、究極のそれであり、老若男女幅広い層から好感と共感を受ける無敵の存在と呼べるのです」(同氏)

うーん、そう言われて頭でなんとな~くは理解できるものの、実際のケースを考えるとなんとも……。いや、それをグラドル界でリアルに具現化した存在が原つむぎ(しかも、最強)ということなのか。

「2017年のネット界のトレンドからキリよく5年目。その本質をしっかり昇華したうえでのグラドル界のトレンドという意味ではいい頃合いじゃないでしょうか(笑)。ネオぶりっこの要点というべき同性からの支持で見てみると、彼女の場合、同じグラドル仲間から鈴木ふみ奈、未梨一花、ななせ結衣、東坂みゆ、夏来唯、メイリ、愛萌なの、藤乃あおい、Ako,、柊木里音、さらには、沢地優佳に至るまで、ビッグ・ネームがズラリ! 文字どおり、ネオぶりっこ最強と呼ぶにふさわしい存在といえるでしょう」(芸能評論家・三橋りの氏)

加えて、最強にして最胸(ベタ)なのはもちろん言うまでもない。なお、厳密に言って今作のタイトルは“最強説”であり、その説に“最強”の2文字の確証を与えるのはDVDを購入したファンの方々ということになるのだろう。グラドル界最初で最強のネオぶりっこ伝説に俄然注目なのだ!

(文・織田祐二)