活動拠点を韓国に移す女性タレントも!
依然、冷えきった関係と呼ぶしかない日韓関係にあって、なぜか多い、日本の女性タレントによる韓国愛の表明。
むろん、政治と芸能の世界は別モノであり、オリコンのランキングには男女韓国のアーティストが頻繁にベスト10入りしているのが実情だが、(特に男性の)ファンにとっては複雑な思いを拭い去れないのが本音、実態だろう。
「かつて、真野恵里菜が韓国語でブログを綴ったり、武井咲が『韓国人になりたい』と表明したり、篠崎愛が少女時代の曲をカラオケで歌う映像をネットにアップしたりして物議を呼びましたが、現時点、そういった行為に寛容になれないのが紛れもない我が国の大勢でしょう。
篠崎にいたっては今年春、韓国のトップ・バンドのヴォーカルとの熱愛が取り沙汰され、デビュー・シングルの売り上げに影響したとも言われてますが、かの国に関する言動や報道にはタレント本人も事務所も当分ナーバスになる必要があるでしょうね」(アイドルライター)
一部で干されているとも噂される上野樹里は、韓国での空前の『のだめカンタービレ』人気を背景に、先頃出演した韓国映画『ビューティー・インサイド』に韓国人役で出演。
国民的女優のハン・ヒョジュ始め、同国の錚々たる顔ぶれと共演し、大きな話題を呼ぶことに。
11月にはBIGBANGのT.O.Pと共演のWebドラマ『シークレット・メッセージ』がOAされる予定で、ついに日本を見切りをつけ、韓国に活路を見出したのでは? といった声もあがっている。
「映画『進撃の巨人』が惨敗した一方、『韓国で活動したい』という発言が注目を集めている水原希子の場合は、母方が同国系ということで、まあ、納得できるわけですが。
今春から活動の拠点を韓国に移した元ミスFLASH2012の葉加瀬マイなどのケースは、ネットのファンの反応を見る限り、素直に応援できないというのが実情のようです」(韓国事情に詳しい芸能ライター・織田祐二氏)
韓国好きとしては、ほかに韓国ロケの番組の常連とも呼べる自称“韓国通”の大島麻衣といった存在もあげられるが、その辺はいいとして(笑)。
今後、そういった言動をする女性タレントが増える傾向というのは……?
「極端に増えるということはないでしょう。当然ですが、韓国で活動するには韓国語のマスターが必須ですし、両国の複雑な政治問題に対して、己の見解をハッキリさせる必要がありますから。現時点ではそれこそ日本を捨てるぐらいの覚悟がないと厳しいはず」(同氏)
昨年から日本に活動の拠点を移した元KARAの知英は、韓国での評判が急落中とも言われているが、確かに日本人タレントでそこまでのリスクを背負える者はそういないはず。
そういった実情の正否はともかく、ビジネスを含めての韓国愛を表明するタレントは、改めて、目下の現実に冷静に向き合う必要があるだろう。
(文・ゴーゴータイムス雑賀)