芸能界には様々な不思議が存在しているが、“アイドル界7不思議”(アラサーアイドル界か?)の一つと呼ばれているのが、「なぜ、磯山さやかは結婚できないのか?」。先だっては、森下悠里(32)が結婚し、話題を集めたが、磯山同様、2000年代前半にグラビアでブレイクした小池栄子(36)、佐藤江梨子(35)、安めぐみ(35)、MEGUMI(35)、熊田曜子(35)、小倉優子(33・離婚)、眞鍋かをり(37)、若槻千夏(33)、安田美沙子(35)あたりがこぞって結婚しているのに、彼女が結婚できないのは不思議すぎ。周知のように、ここ7年は“婚活アイドル”としても精力的に活動してきており、それが実を結ばないのは謎と呼ぶしかない。
「確かに謎、不思議、そういうふうにいうしかありません(笑)。ご存じのとおり、バラエティ企画の“女性芸能人人気ランキング”や“性格のいい女性芸能人”ランキングでは常に上位にくる存在で、オンナとしての人気、支持は絶大なものが。プライベートでは30人以上の相手と見合いをしてきたと言っていますし、その辺踏まえるととっくに結婚していてもおかしくないのですが……」(アイドルライター)
先には、同じ茨城出身の話題の横綱・稀勢の里の嫁候補としても名前が浮上。某誌記者が彼の父親に直撃し、完全却下されたという話も報じられたが、なんとももったいない話!?(いや、お互いに余計なお世話という見方もあるが)。
そんなわけで、ここからは彼女の結婚を後押しすべく(笑)、彼女の本当の凄さ、知られざるその凄さについて検証してみることに。彼女にインタビュー経験もある芸能ライターの織田祐二氏に挙げていただいた。
その1●2001年から毎年、水着作品をリリース中!
「グラビアでブレイクした2001年からここまで毎年水着作品をリリース中。実は彼女、2006年にグラドル史上初のラストDVD宣言をしており、それ以後は、写真集や雑誌の表紙、カレンダーといった形での水着披露になっていますが、17年にわたって水着の活動を続けているのは彼女ぐらい。結婚後もDVDや写真集をリリースし続ける熊田曜子も凄いですが、デビュー作のリリースは2002年なので、磯山のほうが早いんです」
その2●元祖・アンチDVDグラドル!
「くだんの前代未聞の2006年のラストDVD宣言以降は、写真集や雑誌グラビアで活動していくというスタンス。いまでは一部の、大手事務所所属や女優志望の新人グラドルの間で定着した感がありますが、その嚆矢と呼べるのが彼女。“動く様を満喫できるDVD”は否定して“写真集や雑誌”優先、オンリーというシステムは、グラドルファンからするとポテンシャルが狭められ、納得できかねる部分も多分にあるものの、女優志望の新人に経験的、知名度向上の意味でとりあえずグラビアをやらせるにはウッテツケ。少なくとも、彼女に関してはデビュー後5年にわたって映像作品をリリースしまくったわけで、一つの区切りとしての路線変更にはなにも言うことがない。当時は“わざわざラストと宣言する必要もないのでは?”とも思いましたが、有言実行でここまで来ているのは立派ですし、後進への影響力の大きさは認めざるをえない。うーん、久々に動く水着姿見たいのはやまやまですが」
補足しておくと、昨今のDVD否定派(事務所)の論旨としては“過激な映像を求められる、求められかねない”というのが挙げられる。後々、そういった映像が残るというリスクも含め、その辺わからなくもないが、少なくとも新人時代、1、2枚はリリースしていただきたいと思うのは、グラドルファンなら誰しも一緒だろう。現状としては、空前の出版不況の中、製作費がべらぼうにかかる写真集を出せるアイドルはほんの一握りなのだが――。
その3●ぽっちゃりアイドル・ブームの立役者!
「篠崎愛から水卜麻美まで、完全に市民権を得たといえる“ぽっちゃりタレント”というジャンル。それ系のモデルがメインの雑誌(編集部註.ぶんか社『ラ・ファーファ』)まで登場、好セールスを記録する中、間違いなくそのブームの立役者と呼べるのが“いそエモン”の呼称でもお馴染みの彼女。2015年からは人気女性ファッション雑誌『AneCan』の専属ぷにモデルとしても活躍中で、男のみならず同性からも絶大な支持を獲得。堂々新たなジャンルを開拓したグラドルと呼んでいいでしょう」
その4●肩書き、呼称の多さはNo.1!
「ぽっちゃり、婚活アイドル、いそエモンのほかにも、お馴染みの呼び名の“いそっち”、茨城出身アイドル、プロ野球通アイドル、元祖・水パイ、元祖・美へそなどなど、肩書きや呼称がこれほど多いアイドルはほかに皆無。茨城の読みを『いばらぎではなく、いばらき』などと、ここまで地元愛炸裂でアピールし続けたアイドル、というより芸能人は彼女だけですし、アイドルらしからぬ『好きな言葉は6・4・3のゲッツー』といった野球用語を嬉々としてテレビで話したのも、高校時代に野球部のマネージャーをやっていた彼女ならでは。一人で二度も三度も四度もおいしいマルチな資質を有した稀有なアイドルであり、それは同時に『いいとも!』のコーナーなどでも流行った“〇〇ドル”という、いわば、一つのことに特化したアイドルの先駆とも呼べます」
その5●アイドル仲間からの人望はNo.1
「テレビでのほかのアイドルの発言や、ネットの噂などを見てもわかりますが、彼女を悪く言うケースはほぼ皆無。嫉妬や中傷が渦巻くアイドル界、芸能界にあって、これほど好かれ、人望が厚いアイドルはそういるものじゃない。グラドル繫がりでは熊田曜子、井上和香、若槻千夏ら枚挙にいとまがないですし、事務所繫がりでは大島麻衣、小島瑠璃子、佐野ひなこら。さらに女芸人界の最大派閥を形成するハリセンボン春菜との絆、最近、大親友の関係で話題のキャスターの神田愛花、極めつけは、長い芸歴を誇りながらアイドルや芸能人との交流があまり聞かれないあの優香が心を寄せる数少ない存在とも。アイドルでこんなペルソナは、おそらく彼女だけで、結婚できない、もとい、しないのも、それら大勢の友人との日々の交流が充実しまくっているせいのようにも思われます(笑)」
この分だと、結婚は当分先ってことか。先日、同じマンションに住んでいるというケンドーコバヤシに「夜、火災報知器が誤作動したとき、ほとんどの住人がパジャマ姿で出てきたのに、彼女だけデニムの服で出てきた。身持ち、かたすぎ」などと暴露された磯山だが、その真意は「部屋では全裸で過ごすと公言。彼女にとってはパジャマもデニムも着る手間は一緒だったのでしょう」(織田氏)とも。この分だと、結婚は一生無理って見方も???
(文・ゴーゴータイムズ雑賀)
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