古くは“雛ポーズ”に始まり、“手ブラ”“だっちゅ~の”“M字開脚”“オシリーナ”など、時代に合わせて、流行りのポーズを生み出してきたグラドル・シーン。シーン活性化の意味でも、ポーズの時流、変遷は必然と呼べるが、ここにきて、新たなブームの兆しが……。そう、両脇を惜しみなく披露する“両脇全開ポーズ”だ。
「筆頭は久松郁実。それについては昨年9月に本ニュースでいち早く指摘していますが、今年に入り彼女自ら『一番の決めポーズ』と明言しており、当初は片脇だったものが、いつしか、より大胆な両脇披露というやり方に変容。彼女に続けとばかりに、最近では、武田玲奈や天木じゅんあたりが雑誌の表紙でそれを試み、話題を呼んでいます」(アイドルライター)
グラドル・ファンの中には「なにをいまさら?」という感慨を持つ者も少ないと思われるが、実際、過去の表紙やDVDのジャケ写を調べてみると、“両脇全開”というのは極めて少ないことに気づかされる。灯台下暗し、目からウロコといったところで、確かに脇というのはお手入れの問題などもあって、女性にとって“恥ずかしい”部位であるのは間違いなく、「水着で大半が隠される胸や股間よりも実は恥ずかしい部位」という見方もあり、そのあたりがファンにウケてる要因にも思われる。
「ただ、編集サイドの人間からすると、ピンとこない部分もあるんですがね。なぜなら、編集段階での脇カットの修正作業はお決まりですから(笑)。そういった事情は、いっぱしのグラビアファンなら周知のはずですし、はたして、ブームになりえるか? となると、クエスチョンマークが尽きない面もあるのですが。まあ、ネガティブな思いも込みで、今後の流れには注視していきたいかと」(グラビア担当編集者)
オリジネーターの久松は、誌面のみならずバラエティでもガンガン披露しており、その自信のほどがうかがわれる。同様に動画やテレビでの生の脇披露というと、壇蜜や安田美沙子、最近では山本美月あたりのそれに対する、ネット上の賛否両論(笑)が記憶に新しいところだが、賛否の内訳をみると単純に「ツルツルでキレイだから最高」「汚いからダメ」というものではなく、ファンの嗜好がバラバラなところがなんとも興味深い!?
「10年ほど前に矢吹シャルロッテというワキ毛をウリにしたグラドルが登場しましたが、案の定(笑)、あとが続かず……。あと、現時点、久松以外、脇に対する思い入れはそう感じられず、今後の展開は未知数じゃないでしょうか。彼女が中心になって、『グラドル脇見せ部』といった派閥なんてのができれば話はまた別ですが、たぶん100%ありえないでしょう」(芸能ライター・三橋りの氏)
やはり、屈指のボディ&存在感を誇る久松郁実が披露するからいいわけで、誰もかれもがやればいいって話じゃないってことか。とはいえ、筆者的には、くだんの天木じゅんのそれ(『アサ芸シークレット』46号)などは、2017年上半期の表紙大賞のベストに押したいほどのインパクトであり、下半期に向けてもうしばらくこの流れ、展開に期待を寄せたいところだ。
(文・織田祐二)
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