グループアイドル全盛期のいま、グループのリーダーたちが集まりリーダー論を語ってくれた! 自身が運営側に立ったリーダーから新人リーダーまで個性溢れる4人のアイドルが集結。
5月21日、東京・高円寺パンディットで行われた「ライブアイドルのリーダー論2」をレポートします。
司会進行は『ゼロからでも始められるアイドル運営』や『現代プロレス入門 注目の選手から初めての観戦まで』などの著作で知られるライターの大坪ケムタさん。
出演者は劇場版ゴキゲン帝国のリーダー・白幡いちほちゃん、エレクトリックリボンのリーダー・yuちゃん、tipToe.のリーダー・花咲なつみちゃん、SAKA-SAMAのリーダー・寿々木ここねちゃんの4人。
イベントでは「リーダーの仕事とは」、「リーダーしんどいなと思う時」、「新メンバーに対してどう接する」、「理想のリーダー像は」などを語ってもらいます。
まずは「リーダーの仕事とは」では「メンバーと運営さんの中継になれたらいいなと。お互い伝えきれてない思いとか考えを伝えたりしています」とSAKA-SAMAのリーダーに就任したばかりの寿々木ここねちゃん。
「リーダーって明言してないんです。リーダーだって知っている人も少ないし、自分からステージでリーダーだって言ったこともないです(自身なさげに)。たまたまなのが多くて。入ってくる予定の子がリーダーの予定だったけど、入ってこなくて、誰にするかって話になり、結局はプロデューサーさんが『なつみでいいんじゃない』って言ってくれて、せっかくの機会なのでなりました」と消極的なリーダーの花咲なつみちゃん(笑)。
「リーダーらしい仕事は表に言うことではないけど、運営さんとメンバーの間に立って話をつけたりします。時間を作って話せる機会が少なくて、メンバー同士だから言えることがあって、それを運営に伝えます」と頼もしいyuちゃん。
このなかでは唯一、運営側でもあるリーダーの白幡いちほちゃんは「経理や確定申告もします。運営の仕事プラス作詞だったりクリエイティブな仕事もします。毎月、領収書を集めて最後にお給料をメンバーに渡しています」と経営の仕事も語ってくれました。
また、「リーダーの苦労話」は「ないです!」ときっぱりと答える寿々木ここねちゃん。
「最近は全然ないです。むしろ私がやらなくて申し訳ないです」とここでも恐縮する花咲なつみちゃん。
「活動歴が長いから先輩、後輩の意識の差がある。その折り合いをつけるのが大変でした。コミュニケーションをとることが大事だと思います」と再び頼もしい発言をするyuちゃん。
「ゴキ帝(劇場版ゴキゲン帝国)は毎日一緒にいるんですよ。みんな忙しく活動しているから毎日会っています。仲はいいです。休みの日なのにディズニーに一緒に行ったり、遊ぶならメンバーと遊んでついでにYouTubeを撮る感じ」とコミュニケーションが活発という白幡いちほちゃん。
この他にもメンバーのメンタルケアの話や新メンバーの探し方話、メンバー脱退話など会場でしか聞けないマル秘エピソードが飛び出しました。前半はリーダー論トーク、後半はファンからのアンケート回答など終始、盛り上がったイベントでした。
今回が2回目なので次回の開催も期待できるリーダー論イベント。次回はどのアイドルグループのリーダーが呼ばれるのか、いまから楽しみです!
(撮影・取材 KKフォトグラフ)