2020年、あらためて、一番凄かったグラドルは誰か?
コロナ禍蔓延という未曽有の激動のうちに幕を閉じた2020年。とは言いつつも、依然その脅威は、収束する気配が見られないのが紛れもない現状といえるわけだが、そんな怒涛の1年を振り返るに、“一番凄かった”グラドルを考えてみるとして……? アイドル評論家の三橋りの氏が語る。
コロナ禍蔓延という未曽有の激動のうちに幕を閉じた2020年。とは言いつつも、依然その脅威は、収束する気配が見られないのが紛れもない現状といえるわけだが、そんな怒涛の1年を振り返るに、“一番凄かった”グラドルを考えてみるとして……? アイドル評論家の三橋りの氏が語る。
『寺本莉緒1st写真集 CURIOSITY』
令和グラドル界の超新星の沢口愛華(17)に負けず劣らずの勢いで、現在シーンを猛進中と呼べるのが寺本莉緒(18)。ともに2018年のミスマガ出身(沢口はグランプリ、寺本はミスヤングマガジン)であり、小柄な体型に反して(沢口は身長154センチ、寺本は150センチ)、ともにバストが88センチ、ウエストが60センチと同じ数値。『ヤンマガ』で沢口が表紙を飾れば、同日発売(6月8日)の『週プレ』では寺本が表紙を飾るといった具合に、まさに好ライバルといって関係。
「周知のように、新垣結衣や内田理央らを擁する老舗、レプロエンタテインメントの所属ですね。広島県出身で、レプロとソニーミュージック主催の『DREAM GIRL AUDITION2015』を経て、事務所入りしましたが、最初の仕事はTOKYO IDOL FESTIVALでの9nineやベイビーレイズJAPANの物販手伝いという異色の経歴の持ち主。元々、幼児期にキッズモデルを経験しており、芸能に対する考え方や体験値はほかの新人とは一線を画したものを持っているといえます」(アイドルライター)
ちなみに広島県出身のミスマガジングランプリ級選出は、1998年に準グランプリに輝いた、現・国会議員の塩村文夏以来とも?(笑)。
「モデルや女優中心のレプロ発のグラドルという意味では、内田理央や井口綾子らに続く存在でしょうか。3月にリリースした1st写真集『CURIOSITY』がビッグ・セールスを記録し現在も売れ続けていますが、できれば、DVDという形でもリリースをお願いしたいところ。王道のグラドルの基本はやはり動く姿を披露することですからね。タイトルはもちろん、愛称そのままにキャッチ―な『テラパイ』で」(芸能ライター・織田祐二氏)
すでに、『ヤンマガ』や『週プレ』関連での動画が披露されているが、確かに、個人の作品としてリリースしていただき、実績としてランキング入りという形での展開も望みたい次第。
「来年2月で創立30年目を迎えるレプロにとって、グラドル部門での彼女のブレイクはとても大きな意味があるといえるハズ。昨年、井口が受賞した集英社の『グラジャパ!アワード』の本年度の受賞には期待したいところですし、加えて、2015年に内田が受賞し、2018年には浅川梨奈も受賞したベストフンドシストアワードあたりの受賞にも期待を寄せたい。いや、現時点、彼女とふんどしの相関性はなにもないですが(笑)、武田久美子、宮沢りえの時代から、壇蜜、内田、浅川、川崎あやに至るまで、ふんどしとトップアイドルのゆかりは大変深いですから……」(織田氏)
レプロといえば、かつて、10代でトップアイドルの位置に君臨しながら、男性誌では頑なに水着にならない子もいたが、同じ10代でここまでそれを披露してくれる姿勢には感服するばかり。賞賛とポテンシャルが俄然尽きない中、彼女の今後の歩みは、広島県が生んだ希代の(いろんな意味で)グラドルにしてトップ女優の綾瀬はるかに連なるという見方も??? そのあたり多大な期待を込めて、注目していきたい。
(文・天然バナナ工場長)
故意か偶然か、先頃、『ヤングマガジン』(2月9日発売)、『週刊少年マガジン』(2月13日発売)、『ヤングジャンプ』(2月14日発売)で続いたツイン・アイドルによる表紙。平成最後のアイドル活況における盛大な打ち上げ花火なのか、はたまた、人気アイドル増加に伴う飽和状態の表れか。単独表紙の重みを再確認する意味でも、ちょっと考えてみることに。
一口にツインの表紙といっても、その様相はいろいろ。同じグループ同士のタッグもあれば、同じ栄冠に輝いたタッグ、人気者同士ながらまったく関係のない組み合わせも。
「いきなり結論めいたことを言っちゃいますと、3冊それが続いたのは単なる偶然の感じもありますが(苦笑)。いまも昔もスターの証としては単独表紙が基本というのはわかりますが、2010年代のグループアイドル・ブーム以降、複数人数による表紙は完全に定着したと言っていい。さすがに、毎号、複数人数だと新鮮味がなくなって食傷気味にもなってくると思われますが、不定期に仕掛けてくる分にはいいんじゃないでしょうか。実際、ネットの反応を見ると、『神表紙』『どっちもかわいくてよい!』『2人で写真集出してほしい!』など、いずれも評価は上々で、一粒で二度おいしいといった結論に至っているのが実情です」(アイドル評論家)
昨今の複数人数表紙といえば、『ヤンマガ』における浅川梨奈、大原優乃、わちみなみ、小倉優香、久松郁実ら事務所の枠を超えた組み合わせによる恒例のスリートップ表紙も好評。インパクトという意味では圧巻、圧倒的なものがあるのは間違いなく、単独表紙と複数人数表紙、うまくバランスを伴って共存しているのが目下の時流の感も。
「かつて、『表紙は単独じゃなきゃダメだ!』と語ったのは、イエキャブ創設者にして“巨乳バカ一代”こと野田会長でしたが、うーん、それも20年ぐらい前の話……(苦笑)。時代は大きく変わったということですかね。ただ、それでもあえて言うと、やはり、基本は単独だと思いますよ。表紙クイーンなどといった称号もありますが、それが意味するのは単独での表紙が基本。今回の動きで気になる点といえば、『マガジン』『ジャンプ』という老舗メジャー誌が連チャンで敢行したこと。偶然にせよ、歴史は一つの偶然から変わることは十分にありえるわけで、ほかの媒体の表紙への影響の有無は興味深く見ていきたいところです」(芸能ライター・織田祐二氏)
念のため記しておくと、くだんの『ヤンジャン』の武田玲奈&池上紗理依などは、同誌の表紙の常連の2人が満を持してタッグを組んだという形。『ヤンマガ』のスリートップ表紙同様、ファン待望のスペシャルの要素が大きいのは言うまでもない。
「しっかりネームバリューがあって、納得の人選、垂涎狂喜の組み合わせであれば特にあーだこーだ言うことはないでしょう(笑)。単独表紙の重みという意味では、武田、池上クラスの子がコラボで登場することにより、むしろ上がったと考えていいかと。事務所によっては、依然単独起用にこだわるところもあるようですが、それはそれでいいとして、表紙の価値や認識における多様化は今後さらに広がっていくはずです」(前出・アイドル評論家)
ちなみに熱烈な巨乳グラドル・ファンになると「断固、絶対、表紙は単独。なぜなら、せっかくの巨乳が複数人数だと小さくしか見られないから」などといったこだわりもあるようだが、なるほど、そういった意見も確かに一理あると思われる(同様に、川崎あやの過激なハイレグなども単独表紙でこそ映えるというもの)。新時代に向けて、表紙の傾向にはこれまで以上に注目していきたい!
(文・ゴーゴータイムズ雑賀)
浅川梨奈&大原優乃のブレイクで俄然注目の同門(同じ事務所)グラドルのライバル模様!
過去のライバルの歴史を振り返りつつ、その功罪について識者3人に語ってもらった!
今年のグラドル界を振り返って、なんといっても特筆すべきは、「グラビア・デビューがいきなり表紙」のケースが続出したことだろう。歌手で言うなら「ライブ・デビューがいきなり武道館」みたいなものだが(たぶん)、あらためて、その流れの背景にあるものはなんなのか? を考えると同時に、その功罪、それを果たした面々のその後を総点検!