2020年、あらためて、一番凄かったグラドルは誰か?
コロナ禍蔓延という未曽有の激動のうちに幕を閉じた2020年。とは言いつつも、依然その脅威は、収束する気配が見られないのが紛れもない現状といえるわけだが、そんな怒涛の1年を振り返るに、“一番凄かった”グラドルを考えてみるとして……? アイドル評論家の三橋りの氏が語る。
「“一番凄かった”というのは漠然とした問いだと思いますが、1人挙げるとなると、やはり森咲智美ではないでしょうか。なんといっても『グラビア・オブ・ザ・イヤー』にて3連覇の殿堂入り。昨年12月以降にリリースしたDVD4枚はいずれも大ヒットを記録しましたし、10月にリリースした写真集も同様に高セールスを記録中。ネット上のそういった総括コメントを見ても、彼女の名前を挙げるグラドル・ファンや識者は多いですから。うーん、もう1人挙げるとすれば、沢口愛華も。彼女の場合、雑誌の表紙に登場した数がダントツの20誌以上。10月にリリースした2nd写真集はAmazonランキングで1位を記録。20代部門なら森咲、10代部門なら沢口ということでいいんじゃないでしょうか」
ちなみに、雑誌の表紙登場の回数では、石田桃香、えなこ、大原優乃らの健闘も光ったが、いずれも20冊には届かいていないのが実情。数字では沢口が圧勝というのが厳然たる事実といえる。ムック関連の編集者で、アイドルにも造詣が深いブライアン飯野氏にも聞いてみた。
「自分的にも森咲智美で異論ないですが、驚異的新人という意味では東雲うみを挙げたいところ。リリースした3枚のDVDはいずれも売り上げ1位を記録しましたし、TSUTAYAやGEOのレンタルランキングでも軒並み1位を記録。熱心なグラドル・ファンと一般層両方から多大な支持を集めた存在ですよね。圧倒的魅力を誇る胸と尻の“二刀流グラドル”でお馴染みですが、加えて、“1等賞グラドル”(笑)の肩書きも与えるにふさわしい存在といえますね」
最後に芸能ライターの織田“オーリー”祐二氏にも聞いてみた。
「あえて、違った切り口で挙げますと、山本ゆうでしょうか。理由は簡単。コロナ禍という、予定が次々未定、延期になるバタバタの状況下で4枚のDVDをリリースしているから。そういうふうに言うと、『ちとせよしのや未梨一花あたりも4枚リリースしているじゃないか』といった反論もあるかと思いますが、山本の場合、4枚全部違うメーカーから出しているんですね。タレント、メーカー共々撮影や打ち合わせなど柔軟な動きが取りにくい実情にあって、この結果は見事と呼ぶしかない。個人的に“実は一番凄かった”“裏ベスト”みたいな意味合いも含め、彼女には“あっぱれ”の賛辞を送りたいところです」
各自、切り口は様々だが、言われてみると確かに相応の説得力があるということで!? はたして、アナタにとって、2020年一番凄かったグラドルは誰だったろうか。
(文・ニイゼキユウジ)