浅川梨奈&大原優乃の2パターン表紙同時発売で話題のグラドルの同門(同事務所)対決!! かとうれいこVS細川ふみえ、熊田曜子VS安田美沙子、愛川ゆず季VS相澤仁美などライバル対決を振り返ってみた!!

浅川梨奈、大原優乃の2パターン表紙同時発売で話題になった『フラッシュ ダイアモンド』(光文社)

浅川梨奈&大原優乃のブレイクで俄然注目の同門(同じ事務所)グラドルのライバル模様! 
過去のライバルの歴史を振り返りつつ、その功罪について識者3人に語ってもらった!

ネットライター・天然バナナ工場長(以下、天バ) 「先日発売された『フラッシュ ダイアモンド』の浅川と大原の表紙Wヴァージョンはなかなかのインパクトでしたね」

芸能評論家・三橋りの(以下、三橋)「どっちの表紙号が売れたのか気になるところですが、そもそも同じ事務所所属だからできたという話もあるわけで」

芸能ライター・織田祐二(以下、織田) 「まったくそうだよね。これが事務所が違う、たとえば、浅川と小倉優香だったら、無理だったと思う。表立って、売り上げの結果は出ないにせよ、どこかから漏れる可能性はあるし、あーだこーだおもしろおかしく書かれるのは双方イヤなはず」

三橋 「同じ事務所ゆえ、こうしておもしろおかしく書けるということで」

織田 「ネタ不足になりがちなグラドル界にあっては非常に興味深い話(笑)」

天バ 「まあ、浅川と大原当人にとっては、それなりに気になる結果かもですがね(笑)。ただ、こういう同じ事務所のライバルって、女優ではそう珍しくないことですが、グラドルの場合、意外に少ないんですよね」

織田 「昔ならいざ知らず、雑誌も減って、活躍できる場所が限られてるからね。一つの事務所から一度に2人も3人も同時に売り出してブレイクできるケースはまれだと思う。浅川と大原にしたって、同時デビューというわけではないから。グラビア・デビュー3年目にして、さらに脚光を浴びることになっている浅川のパワーにはつくづく感服するしかない」

三橋 「大原の躍進を受けての相乗効果が一因と思いますが、前提として、ともに18歳で同い年という要素も大きいですよね」

天バ 「やはり、同い年や同世代っていうのは大きいと思います。特に同じ事務所の場合、年齢が離れてると、先輩後輩の関係が生まれますからね。ライバルっていうふうにはなかなか見られない……。うーん、正直、事務所内ではその辺結構呑気にかまえてることも多くて、ライバル云々は勝手にメディアが煽ってる場合が多いわけですが(苦笑)」

三橋 「ジャンルは違いますが、かつての王と長嶋や、日本プロレス時代の馬場と猪木などの同門ライバルの場合は、数字や結果が如実に出るせいで、本人たちもライバルとして意識せざるえなかったわけですが、グラドルの場合は、そこまで結果がシビアじゃないですから」

天バ 「で、グラドルの同門ライバルの歴史について振り返ってみると……」

織田 「その元祖という意味では、Wレジェンドと呼ぶべきかとうれいこと細川ふみえの2人で異論はないでしょう。90年代初頭のグラビア・シーンをリードした両輪。彼女ら2人の活躍があったからこそ、その後のイエローキャブの一大ムーヴメントが生まれたといっていい」

三橋「90年代終盤から2000年代初頭にかけての小池栄子と佐藤江梨子に繋がるわけですね」

織田 「厳密に言うと、90年代終盤はそれでいいけど、2000年代初頭は小池と川村亜紀のほうがライバルと呼ぶにふさわしかった。サトエリはそこまでグラビア仕事に熱心じゃなかったから」

天バ 「そのあとは、MEGUMIと根本はるみですかね」

織田 「うん。ポスト小池、ポスト川村という意味ではその2人。あの頃のイエキャブの快進撃は本当に凄まじかった」

三橋 「あの時代、イエキャブに負けじと多くのグラドルを輩出した事務所が、アーティストハウスピラミッドとアバンギャルド。前者は熊田曜子と安田美沙子という同い年のライバルをブレイクさせ、後者は眞鍋かをりと小倉優子という個性派ライバルを世に送り出しました」

天バ 「本来なら優香をブレイクさせたホリプロも、ポスト優香を続々輩出するべきだったのが、堀越のり、藤本綾あたりが思うように続いてくれず……」

織田 「まあ、その辺でグラビアにいったん見切りをつけたせいで、グラビアをやめた綾瀬はるかが女優として大ブレイクしたという見方もできるんだけど。まさに歴史の綾(笑)」

三橋 「個人的には、内田さやかと沼尻沙弥香のWさやかも思い出深いですが」

織田 「Wさやか、いいねえ。ピークは2003、4年頃かな。所属事務所は決して大きいところじゃなかったけど、コンスタントに表紙仕事こなしてた。雑誌もまだまだたくさんあっていい時代だった」

天バ 「2000年代中盤は、やっぱり筆頭は、愛川ゆず季と相澤仁美じゃないですか。愛川が2005年の日テレジェニック、相澤が2006年の日テレジェニック。一緒にレースクイーンユニットに入ってましたし、『オーパーツ』なるデュオでCDデビューも」

織田 「文字どおりの爆乳ライバルね。いい時代だった……って、こればっかりだな(笑)」

三橋 「ただ、これ以降、同門ライバルという形や認識が減っていくんですよね。たとえば、オスカーの原幹恵と中村静香は、同世代で同時期にグラビア・デビューしているのですが、ライバルってイメージがあんまりない。杉原杏璃も、いまの事務所に移籍してから本格的にグラビアをやるようになったのですが、その影響を受けた相手として挙げられるのが次原かな。特に2007年から2009年ぐらいにかけての両者の作品のリリース合戦は凄まじく、同門ライバルにほかならなかったわけですが、メディアでそう報じられることはほとんどなく……」

天バ 「原幹恵の場合は、オスカー辞めたあとにグラビアでブレイクした南明奈と比べられることが当初多かったような」

織田 「2015年に2人でバレンタイン・イベントやったはずだけど、もっと早くやってよかった」

三橋 「アイドリング!!!、ホリプロで一緒だった谷澤恵里香と森田涼花も、一時、DVDの売り上げを競った間柄ですが、ライバルという認識は少なかったですよね」

織田 「谷澤と森田に関しては、あまりにボディが違いすぎたせいかな(笑)。で、ライバル論に関して言うと、やはり共演や接点がある程度ないと、メディアの側も煽りづらい部分も。あと、ネットニュースがいまみたいに盛んだったら、いろいろ、それこそおもしろおかしく書かれたと思うんだけど、当時、10年前はそうじゃなかったから。それ以前、2000年代中盤まではまだ雑誌も多かったし、同じ事務所のグラドル同士、バラエティで共演なんて状況も多々あった分、こちらも書きやすかったというのはあると思う」

天バ 「そういう意味では、ここ数年では、おのののかと筧美和子がよくも悪くも書かれたライバルじゃないですかね?」

三橋 「ああ。それこそ、ネット・メディアの申し子(笑)。ともにグラビア・クイーンに君臨する中、アクの強いおのを軸に据えると、対照的におっとり派の筧との関係についていろいろ書ける感じ……」

織田 「実際、番組で共演しても、話してるとこあんまり見た記憶ないんだよなあ」

天バ 「(笑)じゃあ、そろそろまとめに入るとして、グラドルの同門ライバルの功罪についてですが……」

織田 「うーん、功はあっても罪はそうないような」

三橋 「過去の例を見ても、そうですよね。そういうライバル関係が生まれないつまらない状況こそ罪だと思います」

織田 「浅川と大原のブレイクを受けて、ぜひともほかの事務所もそういう戦略、攻勢をかけてもらいたいところ」

三橋 「すぐにはなかなか難しいと思いますが。あ、既存の同門ライバルとして、あらためて期待したいのが倉持由香と吉田早希ですかね」

天バ 「お馴染み、グラドル自画撮り部の部長と副部長ですね」

織田 「2人こそネット・メディアの申し子中の申し子。浅川と大原に対峙できるのは彼女らしかいない……って、なんか、同門ライバルというよりタッグマッチみたいな話になってきたなあ(笑)」

(文責・織田祐二)