オーデション受けに行ったときに「カレーメシの人ですよね」って(笑)。
── えーと、長く続いたといえば、「カレーメシ」のCMも。
大川 あれもオーディションで決まったもので。なんで受かったのか全然わかんないんですけど(苦笑)。
── 話を聞いていると、「なんで選ばれたかわからない」というものが多いような?(笑)。
大川 フフフ。あのときはギャル役のオーデションで。喋り方に若干千葉訛りがあって、千葉ヤンキーみたいなのが出てしまって、それがよかったのかなって(笑)。
── 演出プラン的にしっかりハマったという(笑)。
大川 たぶん、今っぽいヤンキーじゃなくて、ルーズソックス履いたちょっと前のヤンキーを求めてたから、ですかね。で、そこから気に入っていただけたというか。
── ずっと出てましたもんね。
大川 出てました(笑)。5年ぐらいやらせてもらったのかなあ。
── 大川さんの仕事って、長く続くんですよね。なかなかそう簡単な話ではないような気もしますが。
大川 そこはありがたいことに、お仕事ほぼ全部そうで。一回お仕事で会うと、次またなにかしらで繋げていただくことが多くて。
── 「カレーメシ」はインパクトありましたし、反響もかなり大きかったんじゃないですか?
大川 めちゃめちゃ大きかったです。「カレーメシ」は発売されたときの最初のやつに出させていただいて、そこからずっとやらせていただいて。あ、「カレーメシ」のおかげでほかのCM決まったことあります。「マクドナルド」のCMとか。オーデション受けに行ったときに「カレーメシの人ですよね」って(笑)。
── その時点でほぼ合格ですよね(笑)。
大川 向こうは最初まったくわからなかったみたいですけど。「CM出たことありますか?」って聞かれて、「カレーメシに」って答えたら、「あ、なるみちゃんですか?」って。ああ、知っていただいてるんだなあって。
── 実感しますよね。第1回といえば、2019年のミス週刊実話(WJガールオーディショングランプリ)の栄冠もそうですよね。ファンからポイントを集める、昨今特に激化してるといわれるシステムでいろいろ大変だったと思いますが。
大川 ポイント……。大変だったのは配信ですかね。あと、撮影会をやって、その集客。
── 日々熾烈なバトルの様相ですよね。挑戦するにあたって、周りからその大変さを聞いたりしてたとは思いますが、躊躇などは……?
大川 ああ、ワタシの場合、あの時点で30歳手前だったんで……。
── 「区切りでやってみよう!」と。
大川 いや、やる意味あるのかなあって思ったんですよ(苦笑)。
── ああ、そっちで(笑)。
大川 逆に。それまでミスコンみたいなことを考えてなかったし、ずっとやめるタイミングかな? って思いながらやってきていて。
── グラビア仕事に関して?
大川 いや、すべてをそういう感じでやってきているので。やめるタイミングっていうか、うまくいかないんだったら合わないんじゃないかって基本的に思うんですよ。
── なんだかんだ順調にこなしてきている中で、見切るのも早いという(苦笑)。
大川 そうなんです(苦笑)。
── えーと、先ほどは「うまくいってる感覚はあんまりない」とも言われましたが(苦笑)。
大川 10年を振り返ると、確かにいろいろあったんですけど、やろうって決めたことはその都度一生懸命やってきたので……(苦笑)。
── 結果は出してますからね。
大川 そうなんです。うまくいったことしかないかも(笑)。
── ハハハ! 「挑戦してきたこと」についてはですね。いや、力強い発言ですよ(笑)。
大川 一生懸命やって結果が出なければ合わないと思う性格なんで(笑)。ミス実話のやつは、グランプリを獲ると表紙に出られる権利がついていたんですよ。ワタシ、2位だったんですよね。
── そうでしたっけ。グランプリは4人いて……。
大川 最後の最後に抜かされて2位で。結局、表紙は取れなかったんですよ。
── そのあとに表紙やってますよね。
大川 グランプリの特典とは関係なくやらせていただきました。
── 『レオーナ』やイメージDVDの売り上げの結果などを受けてのものだと思いますが。
大川 たぶん、そうなんです。
── そういう登場の仕方こそ本来のあり方の気もしますがね(笑)。
大川 フフフ。
── 大川さんらしいというか。ぶっちゃけ、あの4人でいま一番名前が残ってるのは……。
大川 いやいやいや(苦笑)。
── でも、第1回の大会ってその後に繋げる意味で大事ですからね。主催側にとっても獲る側にとっても。そこで大川さんが選ばれたっていうのはブランド・イメージとして大きいと思いますよ。
大川 ありがとうございます(笑)。
インタビューの続きは明日公開!
(取材&文・織田祐二)