【大川成美活動10周年インタビュー】「特撮ヒーローやヒロインモノって日本独特の文化じゃないですか。そういうお仕事を長く続けさせていただけるのはありがたいです」その2

グラビアアイドル大川成美ちゃんが今年で活動10周年。
ということで記念インタビューを実施、最近ではゲーム、You Tubeなど、活動の場を広げている彼女に10年間の歩みを語ってもらった。(全4回 その2)

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特撮ヒーローやヒロインモノって日本独特の文化じゃないですか。そういうお仕事を長く続けさせていただけるのはありがたいです

── で、この世界に入るわけですが、先ほども話されたように、とりあえず順調なスタートは切れたという感じですよね。

大川 やっぱりすぐにZENピクチャーズさんから仕事をいただけたのが大きかったですね。当時は人気グラドルの登竜門みたいにも言われていて。

── 人気作『太陽の戦士レオーナ』で主演はデカいですよね。

大川 あ、でもその前に同じZENピクチャーズのもので3、4本出ているんですよ。

── あ、なるほど。(資料調べながら)これは失礼しました(苦笑)。

大川 最初は別作品で『ガイアレンジャー』という。オーディションで受かって、主演で決まって。アクションもなにもできなくて、でも一応動きはできるというので(笑)。

── 持ち前の運動神経で。

大川 そこからアクションの稽古をつけてもらって。そうしてるうちに、なんかわかんないんですけど、次もオファーがあって。

── しっかり資質やポテンシャルが認められたってことですよね(苦笑)。

大川 で、(ZENピクチャーズ作品)4作目ぐらいで『レオーナ』。あの作品から監督が代わりまして、そこからその監督と『レオーナ』とワタシっていうのがすごいドハマりして。かなり評判がよかったんですね。すごい売れたらしくて(笑)。

── なるほどなるほど。

大川 「同じ路線で次もお願いします!」って、そこからずっと続いてるんですね。そうしたら、やめるタイミングがわかんなくなっちゃったんです(苦笑)。

── ハハハ! 

大川 登竜門のはずが(笑)。

── ずっと継続で(笑)。

大川 ワタシはいつやめようって思ってるんです、いまでも(苦笑)。

── けっこうな本心で?(笑)。

大川 やめようっていうか、年齢的なものもあるんですね。

── 確かにアクションの質、量を考えると、年々負担が重くなりますよね。

大川 限界が……(泣笑)。

── いくら運動神経抜群と言っても(苦笑)。

大川 ここの現場体験したらどこもつらくないです(笑)。

── そのぐらいハードという。

大川 24時間ほぼフルで撮影するんです。始発で行って、(次の日の)始発ぐらいまでやるみたいな。フツーに60分以上の作品を一日で撮るっていう、とても無理がある(笑)。

── それは強行すぎのような(笑)。

大川 CM撮るのだって2日とかかけるのに(笑)。

── 過酷ですねえ。

大川 過酷です。アクションもその日つけられたものをその場で全部覚えなきゃいけなくて。

── 体力もそうですけど、気持ちの持続の問題も。

大川 気持ち的にもありますよね。

── いや、でもまだ続いていくわけなんですよね、ファンも大勢いることですし(笑)。ネットのコメントなど見てても、ファンの方の思いは熱いですよね。「この役は大川さんじゃなきゃダメなんだ!」みたいな。

大川 嬉しいですよね(笑)。

── 日本のみならず世界中のファンがついていて。で、大川さんの場合、アクションも全部こなしてるんですよね。所々吹き替えを使うとかは一切なしに……。

大川 ワタシは全部自分でやってるんです。

── 単純に特撮ヒロインの域を超えてやってますよね(笑)。

大川 そうかも(苦笑)。特撮ヒーローやヒロインモノって日本独特の文化じゃないですか。そういうお仕事を長く続けさせていただけるのはありがたいです。

── 体に鞭打ちながらも(笑)。

大川 ハハハ。