“むちむち”をテーマにした写真集も発売! グラドル紹介によく使われる表現。“むちむち”および“ムチムチ”を再検証!

グラドル紹介によく使われる“むちむち”および“ムチムチ”を再検証!

アイドルライター・ニイゼキユウジ(以下、ニイゼキ) 12月に発売されたオムニバス写真集『むっちむち写真集』(一迅社)が話題です

芸能ライター・織田祐二(以下、織田) “むっちむち”という響きに反応、狂喜しているグラドル・ファンが多いという。えーと、いまのところ、登場がわかっているのが、天木じゅんと原つむぎと……

ニイゼキ 顔ぶれがちょっと謎なんですよね。そこも楽しみで期待が広がるという流れで。ところで“むっちむち”ならぬ“むちむち”および“ムチムチ”という言葉は2000年代半ばから頻繁に使われたんですよね

織田 そう。自分は当時、特集ページを担当していた月刊誌で3回ほど取り上げたし、2006年頃、だったかな? 『週刊SPA!』でそれ系の特集が組まれたときも“むちむちグラドル好きのライター”代表としてコメントさせていただいた(苦笑)

ニイゼキ 当時は自分も書かせていただきましたが、顔ぶれで言うと、磯山さやか、滝沢乃南、松金ようこ、相澤仁美、川村ゆきえ、内田さやか、神楽坂恵、原田桜玲(現・手束真知子)、北村ひとみ(現・水樹たま)、次原かな、類家明日香あたり……

織田 文字どおり、百花繚乱でムーヴメントとして確実な流れがあったんだよね

ニイゼキ 『SPA!』で取り上げられたほどですからね。で、その後、篠崎愛や西田麻衣あたりに引き継がれていったわけですが、2010年以降の、AKB48系の猛烈なグラビア進出からちょっと、いや、かなりの変革があって(笑)。スレンダー系に人気の傾向が変わっていったと

織田 リップの近江社長も話していましたが、2009年頃からモデル系のグラビア進出という動きも実はあったんですね。むちむち系はむろん、巨乳系に一時的に危機が訪れていたという

ニイゼキ いまから思うとアレな――メディア的にそこまで深くは考えていなかった――感もあるんですが、そういう流れは確かにあったんですよね。で、2014年頃からのグラドル再興の時期にシーンをリードしたのが筧美和子であり、岸明日香であり、星名美津紀であり、倉持由香であり……

織田 2013年に水樹たまが『有吉反省会』に出演して、前代未聞唯一無二のぽっちゃりな土偶体型が話題を呼んだこともありましたが、あれがちょっと布石になっていたかも。違うか(笑)

ニイゼキ 奇しくも、ぽっちゃり体型でお茶の間でもお馴染みになった磯山さやかが「ぷにモデル」として『AneCan』に登場するのが2014年の暮れ。一連の流れは密接に呼応しあっていたといって過言じゃない(笑)

織田 ただ、個人的に“ぽっちゃりグラドル”という言葉は、あんま好きじゃない(苦笑)。“むちむち”、“ムチムチ”に思い入れがある。“むっちむち”も、まあ、いいんだけど……

ニイゼキ “むちむち”という、いい塩梅、いい感じの言葉の響きが……

織田 そうそう。わかる人にはよけいな説明不要でニュアンスがわかるはずだし、わからない人にはまったく理解してもらえないというか

ニイゼキ 最近の顔ぶれだと、堀江りほ、大葉めも、ぷにたん、雨宮留菜、工藤唯、真奈などなど。たいていの巨乳グラドル・ファンはわかるはずですがね(笑)

織田 願わくば、新たなムーヴメントにも期待したいところですね

(文責・山口容子)