6月3日に30歳を迎える長澤まさみの凄さを再検証! 「アイドル派閥ブームの先駆け!」、「さんまのラブメイト10で初の3年連続首位!」などなど、世間では認知されていないその凄さとは!?

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30歳直前!! 長澤まさみの凄さを再検証!

6月3日に三十路を迎える長澤まさみ。2000年の女優デビュー以来、若手トップ女優として、文字どおり、日本の映画やドラマ界をリードしてきたわけだが、彼女の凄さはそれだけにあらず。ここでは、彼女のあんまり世間に知られていない(たぶん)、大ネタ小ネタ問わず、思わず唸ってしまうような凄さを取り上げていこう!

その1 16歳でグラビア卒業!

 過去、多くのグラドルや女優がグラビア活動をしてきたが、16歳でそれを卒業したのは彼女だけだろう。4冊目にしてラスト水着写真集となった『Summertime Blue』をリリースしたのが2003年9月のこと。まだまだあどけなさが残るヴィジュアルながら存分にビキニ姿を披露してくれ、ファンの間では伝説の1冊になっている。

その2 二世アイドル・ブームの先駆け!?

 いまでこそ、一般化している‟二世のアイドル“という言葉。とはいえ、2000年代初頭にそういう取り上げられ方をするアイドルは皆無だった。厳密にいえば、父親が「元サッカー日本代表で、ジュビロ磐田の初代監督の長澤和明」というのは彼女が言い出したことではなく、2004年頃から、アイドル関連のゴシップ雑誌などで取り上げられるようになったわけだが、親が芸能人ならぬアスリート、それも日本代表の一流アスリートというのがなんとも新鮮だった(それ以前には吹石一恵もいたが、長澤和明と吹石徳一を比較した場合、やはり圧倒的に長澤のほうがインパクトは上だろう)。

その3 頑なにお酒のCMには出演せず!

 アイドル女優界きっての酒豪で知られる彼女。そんなわけで、ビールやサワーのCMに出演すれば話題性は抜群、バカ売れは確実のはずだが、2001年の初CM出演以来、なぜか、アルコールのCMは皆無(彼女を起用したカルピスの広告で、カルピスサワーの写真が添えられたことはあったが)。石原さとみ、北川景子、沢尻エリカ、戸田恵梨香、榮倉奈々など、同世代の人気女優がこぞってアルコールのCMに出演する中にあって、なんとも謎! 一説には、昔のアイドル・イメージを頑なに守っているという話もあるが……。

その4 アイドル派閥ブームの先駆け!

 先駆けといえば、アイドルの派閥ブームのそれも彼女が始まりだった。2007年頃、なにかとメディアで比較された沢尻エリカの沢尻会とともに、長澤会もあちこちの媒体で取り上げられることに。ちなみに当時報じられた会の顔ぶれを改めて見ると、綾瀬はるか、石原さとみ、宮﨑あおい、戸田恵梨香、本仮屋ユイカらの名前が挙げられているが、ガセネタもいいとこで、肝心の堀越時代の同級生で大親友の鈴木杏やドラマ共演で意気投合したはずの(当時。最近の仲は不明)榮倉奈々あたりが入っていないのがおかしい。

その5  ライバルで煽られた沢尻エリカとあっさり共演! 

 一時、そうやって長澤のライバルとしてマスコミで煽られたのが沢尻エリカだが、そんな世の声や下世話な関心などどこ吹く風、2007年6月に沢尻のラジオ番組であっさり共演をしてみせたのは斬新、圧巻だった(当時、長澤は二十歳、沢尻は21歳)。いつもどおり、姉御口調で話す沢尻に対し、「お姉ちゃんと話してるみたい」としっかり相手を持ち上げる長澤の器の大きさが話題を呼んだが、はたして、いまの二十歳と21歳の女優(たとえば、芳根京子と橋本愛とか)が初共演でそんなに和気あいあいと話せるものだろうか。やはり彼女は凄いし、沢尻も同様にあっぱれだった。

その6 さんまのラブメイト10で初の3年連続首位!

 彼女の凄さを語るうえで外せないのが明石家さんま。お馴染み『27時間テレビ』の「さんま・中居の今夜も眠れない」コーナーの人気企画「ラブメイト10」において、2006年から2008年にかけて3年連続で首位をキープしたのは知る人ぞ知る話で、この記録は、その後、4年連続の剛力彩芽に抜かれたが、長澤の場合2015年にも2位にランクインしており、その間ランク外があるものの10年を経てもランクインするパワーは彼女ならでは(再び1位返り咲きも十分あり得る!)。やっぱ、彼女は凄い。

その7 高専を広めた(笑)

 個人的に、大いに評価したいのがコレ。いまでこそ、NHKの『ロボコン』が一部視聴者の人気番組として定着した感もあるが、彼女の初主演映画『ロボコン』(2003年)公開当時、高専なんて学校は世間的にマイナーもいいとこだった。この映画をキッカケに、高専の認知度が上がったのは間違いない。あくまで映画であり、高専の電気や機械工学科にあんなかわいい子は古今東西一人もいないと筆者は断言するわけで(土木工学科出身なら紗倉まながいる)、仮に彼女のような女の子との出会いを求めて入学すると後悔するのは必至だが(笑)、彼女のファンにとっても、純粋な邦画ファンにとっても(彼女自身にとっても!)、印象深い青春映画の良作と呼んでいいだろう。

 以上。彼女ならではの凄さはまだまだいくらでもあるはずだが、今回はここまで。「ほかにもこんな点が凄いぞ!」というのがあれば、ぜひともご教示していただきたい……と同時に、30代を迎えてますますその美貌と演技力に磨きがかかることを心から願いたい。

(文・織田‟苫小牧高専電気工学科を4年で中退“祐二)

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