グラビア卒業宣言をした紗綾。25歳になった彼女の今後の動向は? 過去のグラドルたちと比較しつつ考察してみた。

“Fカップ小学生“の形容で鮮烈デビューして13年。25歳を迎えるにあたり、グラビア卒業宣言を果たした紗綾だが、はたして、今後の動向は? 過去に卒業宣言した面々と比較しつつ、考えてみた!

物事、始まりがあれば必ず終わりが来るというのは、昔もいまも変わらない世の条理。それは安室奈美恵しかり、アイドルにとってのグラビアもしかり(やや唐突)なわけだが、目下、ちまたで話題になっている「グラビアの終わり」といえば、グラドルにして女優としても活躍中の紗綾(24)のグラビア卒業宣言。ファンに与えた衝撃は依然大きい様子で。

「最初聞いたときは驚きましたね。なにせ、以前のイベントで、DVDリリース枚数記録を更新中の熊田曜子について問われ、『自分とは10枚ほどの差』などと語り(註.現時点で、熊田は57枚、紗綾は45枚リリース)、あらためて、水着仕事に対しての意欲をうかがわせていましたから。11月に25歳を迎えるにあたり、心機一転、本格的に女優仕事に邁進しようということらしいですが、なんとなく複雑な思いはありますよね。というのも、小池栄子やMEGUMIあたりのように、あえて卒業はせず『機会があればやりたい』といった、グラビアLOVEのもと“生涯グラドル”を謳うのも一つの手法で……。結局どうせやらないんだろ、という冷めた声があるのも事実ですが(笑)」(月刊誌グラビア担当)

水着卒業宣言の一番のリスクは、やはり、なにかのキッカケで今後水着仕事を再開した場合(もしくは単発でも)、世間の風当たりをマトモに受けてしまうということだ。

水着卒業宣言後、わずか10か月ほどでそれを再開させた小向美奈子(当時、活動再開の理由は、アラサーでもグラドルで頑張るほしのあきに刺激を受けて、だったはず)は極端ケースとしても、宣言の5年後にDVDをリリースした滝沢乃南、ラストDVDをリリース後、写真集での水着仕事は継続し、「まぎらわしい」と一部で物議を醸した磯山さやかなど、ラストや卒業宣言後の活動はなにかと注視されるのが常。

「ここ数年でも、森下悠里、杉原杏璃、谷桃子、原幹恵、今野杏南、安枝瞳らが卒業を宣言しましたが、これまでの歩みを考えると、機会があればまたやりそうな子が数名……(苦笑)。卒業を謳うメリットについては、自分へのケジメやプレッシャーのほか、話題性にともなう売り上げアップを見込んでというのが多分にあると思われ、実際、今回の紗綾のラスト作のDVDは好調なセールスを記録中とも。ただ、今後の展望を思うと、『本当に大丈夫?』と少なからず心配になってしまうのはグラドル・ファンの共通の思いではないでしょうか」(芸能ライター・ゴーゴータイムズ雑賀氏)

周知のように、“Fカップ小学生”というあまりにキャッチーな代名詞でシーンに登場して以来、13年にわたってグラドルとして活動。45枚もDVDをリリースすれば、もういいだろうという決断に至るのもわからなくはない(笑)。

「とはいえ彼女の場合、肥えた目のグラドル・ファンからすると、コンスタントに2割8分から3割ぐらいを打ちながら一度もタイトルを獲得していないベテランバッターのごとく(笑)、『デビュー時のインパクトがあまりに凄すぎて、その後は……』『正直、未完の大器』『DVDでは結局、我々が求めたものを呈示してくれなかった』などといった声があるのも実情。その分、女優として『長年の我々の求め』に応じるべく、新たな試みに期待したいところですが」(雑賀氏)

「グラビア再開の確率? 彼女の生真面目な性格からいって、一度宣言したものを撤回することは極めて低いように思われます。その一方で、霊感の強さ含め感性に敏感な一面も持ち合わせており、『神のお告げ』とか『ご先祖様の指示』とかの理由でやる可能性もなきにしもあらず……? まあ、その確率は10%ぐらいとしておきましょうか(笑)」(前出・月刊誌グラビア担当)

雑賀氏が期待する「女優としての新たな試み」とは、むろん「片山萌美や今野杏南のような路線」ということだろう。グラドルとしては前人未踏のデビュー伝説を残し、一時代を担った末にレジェンドとしての評価も獲得した彼女。今後は女優として、どういった伝説を残すことができるか、その動向を追い続けたい。

(文・織田祐二)

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