「どことも知れぬ薄暗く狭い部屋に導かれると、そこに一人の怪談師がいた。その怪談師は訪れた者に、とっておきの怪談を語り聴かせてくれるのだという・・・」
あたかもそんな感覚に陥る番組「密室怪談」の配信が8月1日から開始決定!
今回も作家の川奈まり子さんが扮する「耳鳴部屋案内人」に導かれ、お笑い芸人の中山功太さんが怪談を語り、SE (効果音)や、ネットで人気の ASMR (人が聴覚や視覚への刺激によって感じる心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚 )などの効果をちりばめ、音で恐怖を増幅させます。
耳で聴くだけに留まらない脳を震わせる新感覚のヘッドホン推奨型怪談コンテンツ「密室怪談~脳で聴く怖い話」をぜひ、ご覧ください。
そして、今回、収録に訪れていた川奈まり子さんを直撃、番組の見どころや自身の不思議体験を語ってもらいました。
まずは、怪談を執筆することと、語ることの違いを聞くと、「語りは素人なので、いろいろな怪談イベントに行き、上手に語る方の芸を何とか盗もうとしているのですが、なかなか上手くいかないもので、結局、自己流になります。落ち着いて低めの声で語った方がいいのかなと思っています」とコメント。
川奈さん自身の不思議体験を聞くと、「多少はありますが、基本的に霊感はないです。たくさん取材するうちに不思議なことに遭遇する率は高くなっているかなと思います。この収録ではディレクターさんが朝起きたら、ろっ骨を折っていたようで霊障なんじゃないかなと思っています(笑)。
あと、毎朝、健康と取材を兼ねて青山霊園を散歩しているんです。いままで3回くらい霊園で不思議なことがありました。墓地に差し掛かる前に青山橋という陸橋があるんです。もう少しで橋を渡りきるところで、後ろからシャーシャーというか、カラカラというか、キックボードが走ってくる音がしたので、ふと後ろを振り向いたら、3メートルくらい後ろに小学生の男の子がキックボードに乗っていたんです。
カラフルな野球帽、Tシャツ、ハーフパンツ姿で、普通の都会の少年で健康的な子だったんです。歩道幅のことを考えて、私がよけたら追い越してくれたらいいなと思ったんです。ところが、追い越していかずにずっと一定の距離を保ったまま付いてくるんです。キックボードを一生懸命蹴っているから、追い越していくかと思ったんですが、全然、追いついてこないんです。おかしいなと思ったんですけど、ずっと、後ろにいて追いついてこないんです。
青山墓地中央交差点で、私はたいがい左に曲がんるんです。曲がる時に後ろを見たらいないんです。この現象が3日間くらい続きました。4日目に雨が降ったんです。雨が降るとウォーキングを休むので、晴れた翌日に、また散歩にでかけたら、もう出てきませんでした。
もうひとつは割と最近なんですが、青山墓地には細かい通路があるんです。その通路からひょっと小柄なおばあさんが現れたんです。
服装がちょっと変わっていて、薄紫色のようなピンク色のようなパジャマの上下に、着物の時に着る袖なしの羽織を着ていたんです。おかっぱ頭で小柄で細身なんです。
そのおばあさんが私を見て『おはようごぜぇます』って言うんです。変わったアクセントの方だなと思いながら、私も『おはようございます』と挨拶したら、『あんた、この先に行きなさるかね?』って言うんです。『あっちの方に行くと犬の糞が落ちていて汚ねえので、気を付けなさいまし』って言うので、不思議なアクセントだなと思い聞いていたんです。
お礼を言って再び散歩を始め、少し歩いたところで振り向いたら、もういないんです。『あれ? 足が速いおばあさんだな?』って思ったんですが、その先を歩いたら、本当に糞が落ちていたんです。
そのおばあさんは人間じゃないみたいな、ちょっと不思議な感じがしました。それを人に話したら『タヌキなんじゃないか』って言われたんです」と、貴重な不思議体験談を語ってくれました。
最後に番組の見どころを聞くと、「音にすごくこだわった番組になっています。立体的に音が聴こえますから、なるべく静かな環境でイヤホンをして聴くことをおすすめします。とても生々しく、すぐそばで私が語り掛けているかのように感じられますので、ぜひ、番組をご覧ください」と、楽しみ方のアドバイスをしてくれました。
自粛が叫ばれるこの夏、家に閉じこもり怪談話を堪能しましょう。
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