笑顔のほうが、売れる? 売れない? 一筋縄でいかないイメージDVDのジャケ写の「笑顔問題!?」についてアイドルライターが語り合う

ネットライター・天然バナナ工場長(以下、天バ) 今回のテーマは“1000年に1度のロリ巨乳”こと花咲ひよりの1stイメージ作品『開花宣言』のDVD版のジャケ写の笑顔が素晴らしすぎ問題から始めるとして

芸能ライター・織田祐二(以下、織田) そんな問題あったとは知らなかった(笑)

天バ 素晴らしいと思いませんか?

織田 確かにいいよね。はにかんだ笑顔のモノはけっこう目にするけど、あそこまでピュアではじけた笑顔のジャケ写は珍しいかも。ちょっと昭和のグラビアを想起したりも

天バ 森咲智美とか塩地美澄とか緒方咲あたりのジャケ写などは笑顔が少ないですよね

織田 そのあたりは方向性とか購買層のターゲットの事情によるものと思われる。いや、花咲ひよりもBlu-ray版は艶っぽい表情をしているわけでね

天バ メーカーの戦略が上手いですよね

織田 光文社なんだな。って、彼女の笑顔の話題だけで記事1本行くつもり?(笑)

天バ いや、そういうわけではないんです。要は、イメージDVDのジャケ写笑顔事情について

織田 そこは笑顔“問題”じゃないわけね。えーと、最新のランキング上位の作品を見ると、花咲同様――というかチャート・アクション的にはそれ以上に大ヒット記録中といっていい大和田南那もシリアスな表情のBlu-ray版に対して、DVD版が笑顔だし、佐藤佳穂の1stや林田百加の新作もいい感じの笑顔で写っている

天バ でも、やっぱりシリアスな表情のジャケのほうが多い印象が

織田 うーん、自分も漠然とそんなふうに認識していたけど、実際最近のランキングを眺めてみると、笑顔モノもけっこうがんばってるんだよね

天バ 先ほどお話に出ましたが、方向性やターゲットの違いで一口にグラドルといっても棲み分けができているということですかね

織田 単純な印象としては、セクシーさやエロティシズムを求めるファンは笑顔のジャケ写は求めないというね。森咲や緒方がそうだし、松嶋えいみとか近藤みやびなども

天バ 橋本梨菜のジャケは、シリアスと笑顔のバランスの妙味というか

織田 ああ、彼女のジャケはそういう印象

天バ 花咲も大和田もシリアスジャケのほうが売れているという見方も?

織田 Blu-rayを欲してる人間が多いからという理由の気もするけど。ただ、ここ数日、花咲の2枚のチャート・アクションを見てみると、笑顔のDVD版のほうが上位に来ている

天バ そのあたりの分析をするとどういうことになります?

織田 うーん……(しばし考えて)Blu-ray版をまず買って、その内容があまりによすぎたゆえにコンプリート欲が刺激されて笑顔のジャケ写も買い求めたという見立てはどうだろう

天バ なるほど。2種類ともベスト10内を長らくキープ中の大和田は当初から両方買い求めるファンが多いという……

織田 そうそう

天バ ちょっと話が逸れるかもしれませんが、過去、作品タイトルに“笑顔”がついたものって、なぜかジャケ写が笑顔でないものが多いような気がして

織田 そうなの?(苦笑)

天バ 柳瀬早紀『ずっと笑顔で』、安枝瞳『笑顔のままで』、中島愛里『笑顔のすべて。』はいずれも笑顔じゃなく……

織田 石原佑里子の『笑顔の季節』や織田唯愛の『笑顔が可愛いお姉さんの誘惑天国』、アッキーナの『スマイル×2 アッキーナ』は笑顔でしたよ

天バ 写真にしろタイトルにしろ、一筋縄でいかないのが“笑顔”のジャケ写ですかね(苦笑)

織田 ハハハ。そういう結論? そういや、スマイル・レジェンドの小野真弓の『naked smile』のジャケ写はなぜか笑顔じゃなかったんだよなあ

天バ そうなんですよ!(笑)。ジャケ写の笑顔問題は引き続き今後も追いかけていきますよ

織田 個人的には、花咲ひよりの笑顔問題、笑顔事情、その動向をメインに注目していこうかと思っております(苦笑)

天バ …………

(文・山口容子)