【独自の哲学を持つグラドル・来栖うさこインタビュー】当たり前にキレイな時期を終えて、まだ、ちゃんとかわいさだったり、キレイさだったり、そういうものを大事にしてる人たち……が残って、グラビアを続けてるんですよ【その4】

usanchu 来栖うさこ

グラビアアイドル界で独自の存在感を出している来栖うさこちゃん。
彼女のこれまでの経歴と、グラビア哲学をたっぷり語っていただきました!(全4回 その4)

露出は抵抗ないんですけど、ワタシ、疑似はイヤなんで

■インタビューその1、2、3

【独自の哲学を持つグラドル・来栖うさこインタビュー】「やっぱり数字は目に見えてわかりやすいですよね。こんなにがんばりましたよーって言葉で言うよりも。結果重視なんで(笑)」 【その2】

── では、インタビュー終盤に向けて、再度グラビア仕事について聞いていきたいと思うんですが、来栖さんと言えばの代名詞的な競泳水着について。いまは所持数50着を超えたところですか、ツイッターにも書いてあって着実に数字的に増えていってるわけですが、そのあたりあらためてこだわりを聞かせていただければ。

来栖 競泳水着は……、うーん、幅広く刺さるように集めてます。

── ああ、いろんな人に?

来栖 そう(笑)。本格的な選手が着ているようなものが好きっていう人もいれば、コスプレっぽいちょっと変わったカラーリングやデザインが好きって言う人もいるし。ちょっとテカテカだたり、ちょっと強めが好きな人もいるから、そこは幅広く、偏らないように集めてます。

── 数は今後も増えていくという。

来栖 めざせ、100ですねえ……(ちょっと照れ笑い)。インパクトありません? 100のほうが。

── いや、わかります。大台という意味でも(苦笑)。

来栖 「100持ってます!」みたいな(笑)。

── その数字はやはり正確なんですね。

来栖 もちろん!(笑)。

── 水増しとかはなく、あくまでリアリストで(笑)。あと、数だけ揃えるなら、すぐに揃えられそうな気もしますが。

来栖 いや、でも高いから(苦笑)。

── ピンキリだと思いますが、いくらぐらいするものなんですか。

来栖 1万から2万5千円ぐらいかなあ。安いのもあるけど、安いのを数いっぱい買って、それで100は違うなあと思って。

── ハハハ。失礼いたしました。

来栖 ちゃんと好きになったものを集めたいから。

── 1着1着に思い入れがなきゃダメという。

来栖 そう。

── あと、変形水着のほうもいろいろ着られていますけど、来栖さん的にグラビアにおける限界というのは……。先ほど、レギュレーションという言葉も出ましたが。

来栖 限界はDVDの中で終わってます。あれが限界なんです。

── かなり過激な試みもされてると思いますが。

来栖 そう、だから、あれが限界(笑)。あそこまでだったらワタシは楽しい。あそこを超えると楽しくない。疑似っぽいものも苦手なんで。

── 最近の流行りですね。

来栖 露出は抵抗ないんですけど、ワタシ、疑似はイヤなんで。

── 一線は超えないという。

来栖 うーん、否定してるわけじゃなくて、ワタシの性格上無理(苦笑)。難しい……。

── やっぱり制作の段階でスタッフさんとはしっかり話し合いはされて。

来栖 そうですね。顔合わせと、(参考となる)過去作品とかを見て、「これは大丈夫だけど、これはダメ」とか。そういう話はしますね。

── 先頃、『週プレ』の特集の「ちっぱい番付」で張出横綱に呈されてましたが、ちっぱいという括りについては?

来栖 めっちゃ嬉しい(笑)。ワタシねえ、ワタシの個人的趣味で言うと貧乳のほうが好きなんです。

── “かわいい女の子好き”を自負する来栖さんの中でも貧乳への特別なこだわりが?(笑)。

来栖 スレンダーで、背が高くてのちっぱいが一番好きなんです(笑)。

── それって、来栖さんそのもの……(笑)。

来栖 自分を理想形に近づけたいって(笑)。これが自然に近づけたものなんです。

── 基本的にボディについてはなにもしてないともおっしゃってましたが。

来栖 うんうん。まあ、フツーに「これやってます」みたいなことはやってないんですけど、無意識に、なんだろう? 元々、潔癖症だから、汚い手で顔触っちゃったりとかはなくて……。

── YouTubeでもちょっと映ってましたが、引っ越したばかりの新居のお部屋? もキレイですよね。

来栖 毎日掃除機かけて(笑)。うーん、だから無意識に気持ちいいと思ってやってることが、結果的にいいほうに繋がってるかもしれない。

── これまで一気に太ったりしたことはない?

来栖 ないんですよね。ないし、ちょっと増えたなあと思ったら、そのあと気をつける。体重はもう何年も計ってないんですけど。

── 計らずともわかるという。

来栖 お風呂上がりに鏡で見て……。仕事でも見るし。

── 散々見てますよね。

来栖 散々見てる(笑)。そういう状態で、あ、最近贅沢したなって思ったら、元に戻そって(苦笑)。

── いや、それで体型をキープできるとは、まさにグラドル向きですね(笑)。

来栖 三食は食べますし、いっぱい食べるけどお菓子も食べるけど、お腹が空いてないのに~は、食べない。

── そのあたりのストレスは皆無という。理想的ですね。理想的と言えば、胸以外は峰不二子とスリーサイズがほぼほぼ一緒なんですよね。

来栖 そうそうそうそう。おもしろいですよねえ(笑)。

── 峰不二子のスリーサイズが99.9、55.5、88.8。来栖さんが77、55、88。究極のスレンダーボディの峰不二子(笑)。

来栖 嬉しい(笑)。あと、ゾロ目が好きなんで。

── あ、数字にこだわりを持つ者として(笑)。

来栖 覚えやすいですよね。

── 覚えやすいです(笑)。

来栖  ハハハ。

── そんなわけでまとめに入りますが、グラドル3年目を迎えていろいろあったと思いますが、ここまでDVD8枚、いや、夏にも出るということでコンスタントに計9枚のリリースは見事と言うしかなく。それも全部違うメーカーから。

来栖 おかげさまで(笑)。なかなかDVDが売れない時代にね。いや、ありがたい話ですよねえ(笑)。

── ですよねえ……って、なんか他人事みたいにおっしゃってますが、ひとえに来栖さんの資質と努力の結果で。数字に例えて、活動の理想を100とすると、いま、どのぐらいですか?

来栖 うーん、(取材場所の喫茶店のテーブルの横にある透明のアクリル板の半分よりもっと下の高さを指して)まだここぐらいかなあ。

── ああ、そんなもんですか(笑)。

来栖 全然。まだなんか……。

── 数字の実績は十分に上げてる感じもありますがね。

来栖 いやあ、ありがたい(笑)。フフフ。買ってくれてありがとうございます……。

── DVDって、3枚とか4枚ぐらいリリースすると、いったん発売の話が止まる子が多いというか、そういう実情もあって。

来栖 いや、わかります。いろいろ調べました(笑)。

── ハハハ。まずは大台の10枚ですよね。競泳水着の100着とともに(笑)。

来栖 10枚行きたいです(笑)。次に出る9枚目で20代最後になるんです。

── ああ、そうか。30代になって、そこからさらに数を伸ばしていく形に……。

来栖 そう、だから、最近誰ってことはないんですけど、気になるのが30代40代のグラドルさん。けっこういるじゃないですか。そこがワタシ、いま好きで。

── 30代以上がここに来て勢いあるんですよね。春にソレ系のムックも出て……。

来栖 ああっ、それ買いましたー!(笑)。コンビニで売ってたやつ。

── 磯山さやかさんとか熊田曜子さんが載っていたムック。

来栖 (しみじみと)あれ、いいですよねえ。これはちょっとワタシのフツーにオヤジ的な部分になるんですけど、若い子の水着姿がかわいいって、当たり前っちゃ当たり前で。それで貴重なんですよね、その時期にしか見れないという意味で。で、そこを超えた、その当たり前にキレイな時期を終えて、まだ、ちゃんとかわいさだったり、キレイさだったり、そういうものを大事にしてる人たち……が残って、グラビアを続けてるんですよー。

── 30代グラドル論として、なんと的確な分析というか(笑)。あの人たちって、30超えて、またさらに魅力が増したんですよね。

来栖 それがワタシ、最近凄くわかるようになって(苦笑)。

── 年齢も近づいていって。

来栖 それもありますね。いや、いいんですよー(笑)。30代40代の人たちがちょっと恥ずかしそうに水着を着てる、ワタシ的にはそういうのがテンション上がるんです。

── 来栖さんの場合、グラビアを始めるのが遅かったからよけいに純粋に彼女らを受け止められるっていうのもあると思うんですよ。

来栖 ああ、ああ。

── 20歳ぐらいでピーク迎えると、どうしても途中で“グラビアはもういいや”って感じになりがちなんですけど、26、7歳で始められた来栖さんはそのまま超楽しい! っていう感覚のまま30代を迎えられて、引き続きそういう世代のグラビアを柔軟に受け入れられるっていう。

来栖 グラビアはやっぱり好きなことなんで、楽しいし。うーん、まだまだ目標は遠いが……。

── 遠いが(笑)。

来栖 遠いがー、遠いがー、遠いけど(笑)、ちょっとずつ上がってはいるから、(超笑顔で)楽しい。

── 締めの言葉として最高のものですよ(笑)。ファンの方も心強いというか、ますます応援したくなると思います。

来栖 楽しんで見てほしい!(笑)。

── いいですねえ。今後も引き続き、いや、これまで以上に楽しみながら見させていただきます!

(取材&文・織田祐二)