熊本発グラドルが熱い! 依然旧作DVD売れまくりの倉科カナだが。ここにきて舞子、辻りん、ましろ碧乃など個性派の動きが顕著。変わってる子が多い……。かつてはスザンヌ、井上晴美も。

愛知県、北海道、埼玉県、神奈川県、千葉県、そして、東京都。人気グラドルを次々輩出する都道府県だが(まあ、人口から考えて、東京都やその周囲の県から大勢誕生するのは当然の理)、そんな中、最近、とみに妙に気になる県がひとつ。九州は火の国でお馴染みの熊本県だ。芸能評論家の三橋りの氏に早速語っていただくと――。

「同県出身のレジェンドはなんと言っても、倉科カナ。デビューDVDの『ミスマガジン2006OFFICIAL DVD』と究極の名作の4枚目の『Beach Angels倉科カナinサウス・ストラドブローク島』は発売から10年以上経ても、依然amazonのランキングで上位に入ってきますからね。ほかにも井上晴美やスザンヌなどがレジェンドと言っていいですが、うーん、最近はというと、えーと……(苦笑)」

三橋氏の弁が思いのほか心もとないので(笑)、筆者のワタシが挙げていくとして、“熊本の原石”のキャッチフレーズでお馴染みのHカップグラドルの舞子、ちっぱい新世代でゲームやパチンコ事情に造詣が深い辻りん(先頃、辻りんから改名した“茶屋辻ねろ”をやめて、再び元に戻すことに)、“合法ロリの新星”として1stDVDが絶好調のましろ碧乃(たまの)、女子高生ミスコン2019グランプリの新田あゆな、“熊本発の異色グラドル”を表明中の山ノ内ゆりなどなど。余談ながら、昨年インタビューして非常に有意義な内容でさらに関心を寄せていた那珂川もこは、周知のように名前を変えて新天地で活躍中だ。

「なるほど、人口が約174万人で、都道府県人口ランキング23位ということを考えると、その人数は顕著な動きと言えますかね。顔ぶれを見るに、明らかにエキセントリックな、いや、個性派が目につくというか(笑)。辻りんは、かわいい子に対する圧倒的審美眼でも知られる人気グラドルの来栖うさこが目下激押しの子ですよね。昔から福岡県や鹿児島県とウマが合わないと言われる熊本県にあって、わちみなみや似鳥沙也加、水湊みおらを輩出した福岡県、大原優乃を輩出した鹿児島県に負けられないといったところでしょうか」(三橋氏)

王道が際立つ福岡県と鹿児島県に比して、熊本県勢は確かに……個性派揃い!(便利なお言葉)。あらためて思うに、倉科カナもスザンヌも井上晴美もかなりの個性派であり、そのあたりは同県の歴代グラドルに脈々と流れ、受け継がれている気質なのか。そうは言いつつ、ファンなら周知のように各自まったく違った面での個性派であり、一括りで総括するのは無理があるというものだが。

とにかく、いま、熊本グラドルが文字どおり、熱くておもしろい(熱そうでおもしろそう、が正解か)ということで、大いに興味と関心を寄せてウォッチしていきたい次第。

(文・織田祐二)