実際に体験してみて分かったレンタル彼女が流行る本当の理由とは…
お金を払えば、どんなものでも手に入る時代。
良いのか悪いのかはわからないが、最近では、友達に両親、果ては彼女までレンタルできるように…。
ということで今回はお金を払ってゲットできる〝彼女〟。
『レンタル彼女』とはいったどういうものか、実際に体験してみた!
まずは写真とプロフィールを見て候補を選ぶ
まずは申し込みをしなければいけないわけだが、都内には数店の彼女レンタル屋が存在している。どれも実店舗はなく、すべてはネットを介して行われる。
早速、ホームページを覗いてみると、彼女候補となる女のコの写真がズラリ。
写真を見ていくとこれがなかなかのレベルの高さ。
「この中からご指名していくわけか…ゴクリ…」
とメインの写真をクリックすると個別のページに飛び、そこでは様々なカットを見ることができる。
それを眺めているだけでも十分に楽しめてしまうので、皆さんもぜひ覗いてみてほしい。
それは置いといて、並んでいる写真の中から、好みの女の子をチョイス。
一応、スケジュールが合わないといけないので第3候補くらいまでを決めた。
メールで申し込んでみると以外な返答が!?
いざ申し込み!
これも電話ではなく、今時というかメールのみの対応になっていた。
捨てアドを使い偽名でも申し込みができるので匿名性はあるが、すぐにでも彼女を作りたいと思っている人には速攻性がないのがデメリットと言えるだろう。
まあ、とにもかくにも返信待ち。
一応24時間以内には返信をくれるということで待っていると、12時間後に返信メールが。
そこには驚くべき内容が記されてあった!
『ご希望された女の子は1ヶ月以上スケジュールが埋まっています』
な、なんですと~!
まさか、そんなに人気だとは知らず、明日明後日とかに体験できると思っていた私がまぬけだった…。
しかし、そんなに待っていたら記事が書けなくなる…、ということで、
「誰でもいいから早く会える子を!」と返信。
すると、
『◯◯であれば、ご指定の日時に空いてますが、いかがでしょうか』
とすぐに返信が! 意外と親切である!
HPで◯◯ちゃんの顔を確認してみると…まあ、可もなく不可もなくといったところ。
まったくタイプではないので気は進まなかったが、遊びではなく仕事なんだから…と言い聞かせて、
「お願いします」と返信を打った。
合った瞬間、お金のやり取り…虚しさは最初だけ
会う場所を渋谷に指定。
ベタだったがハチ公前待ち合わせにして、いざ当日。
待ち合わせ先へ向かう時の心境は、ドキドキというよりも心配が勝っていた。
というのも、本当に女の子と会えるか不安だったからだ。
風俗だと、選ぶ時の写真が修正され、いざ会ってみたら「別人じゃん!」と突っ込みたくなる、いわゆる『パネマジ(パネルマジック)』があるので、もし今回も同様なことが起こったら、探し出せないのでは…と思ったからだ。
しかし、それはまったくの杞憂だった。
指定した時間通りにハチ公前へ行くと、そこにはHPで見た写真通りの女の子が。
まったく修正していないというところには、素直に感動した。
さっそく声をかけると、一瞬ビックリした表情になり、その後すぐに笑顔へと変わっていった。
なぜビックリしたのか、指名してきたヤツがあまりにもブサイクだったからなのか…、なんて邪推をしつつ、こちらも大人の対応で笑顔のお返し。
それじゃあ早速、デートへ行きましょうか、と歩き出そうとすると、彼女の口から超現実的なひと言が発せられた。
「まずはデート代金のお支払いをお願いします」
そう、お金は前払いだったのだ。HPにも明記されていたのだろうが、自分が見落としていたため、この言葉には正直がっかりさせられた。
せめて、待ち合わせから彼女が気分を味あわせてくれよ…と。
しかしまあ、ビジネスだから仕方がない。後払いでは、デートが終わった瞬間にトンズラされてしまっては、タダ働きになってしまうのだから…。
さすがに公然の面前でお金のやり取りをしては怪しまれるので、物陰に隠れてお支払い。
今回は2時間のお願いだったので、交通費込みで1万6千円を渡した。
手に取ったお札を事務的に数える女の子を見ていたら、とても虚しさがこみ上げてきた
「俺は何をやってんだ…」
しかし、支払いが完了すると、女の子はそれまでの事務的な笑顔から、親しみの籠った笑顔へと一変。
「手を繋いでもいいですか?」
上目遣いで言ってきた時には、それまでの虚しさは吹き飛んでしまった。
男というのは、なんとも単純で、そして哀れな生き物なんだなぁ…。