最近、ネットで話題なっている「新垣結衣は、なぜ「朝ドラ」に出ないのか?」問題について検証してみた!

 いまも昔も、人気若手女優の登竜門としてお馴染みのNHK朝の「連続テレビ小説」(通称、朝ドラ)。2000年代以降を見ても、『ちゅらさん』(主演.国仲涼子)、『ゲゲゲの女房』(同.松下奈緒)、『あまちゃん』(同.能年玲奈)、『まれ』(同.土屋太鳳)、『あさが来た』(同.波瑠)、現在放送中の『ひよっこ』(同.有村架純)などなど、枚挙にいとまがないが、そんな中、最近、ネット上で話題を集めているのが「なぜ、新垣結衣は朝ドラに出ないのか? 出なかったのか?」。

 当然のことながら、年に2作品という決まりにあって、有能有望すべての若手女優が出演できるというものでなく、映画や民放ドラマへの出演の兼ね合いやタイミング等の問題もあり、その理由を断定することは甚だ難しいと思われるが、確かに興味深い事案には違いない(笑)。

「某有力ネットニュースの見解によれば、『本人のキャラが朝ドラのヒロイン以上にぶっとんでるからでは?』ということで、なるほど、彼女のつかみどころのない気質を考えれば否定はできず、一理あるというもの。“ぶっとんでる”というよりは“キャラや個性が強すぎ”といったほうが妥当な感もありますが、ドラマの内容上、色のついていない素朴な性格、風貌の主人公が多い伝統がある中、縁がなかったというのが実情かもしれませんね」(アイドルライター)

 思えば、彼女がブレイクを果たした一番のキッカケと呼べるのが『グリコのポッキー』のCM。満面の笑顔での突き抜けた明るさと、キャッチーなダンスのイメージがあまりに鮮烈だった分、朝ドラ特有の殊勝なヒロインのイメージには合わなかったということか。

「ただ、そういう世間的イメージを脱して演じるのも女優の醍醐味ですからね。映画でのヌードの印象や、文字どおり“ぶっとんだ性格”のイメージの強かった吉高由里子や夏菜も起用されていますし、イメージ的理由というのは主因ではないような? なにより、そもそもNHKサイドは再三にわたって彼女にアプローチしてきたとも言われており、出演に至っていない理由は別にあるとも……」(芸能評論家)

過去の主演、出演作品を振り返ると、NHKのドラマはなぜか今年春にヒロイン役で出演した『絆~走れ奇跡の子馬~』1本のみ。やはり、違和感が生じるというもので、デビュー以降、NHK出演の話がまったくなかったというのは到底考えられず。彼女の人気や知名度から言って、その中には朝ドラが含まれていたというのは想像に難くない。

「あくまで噂ですが、彼女が朝ドラに出なかった最大の理由は、彼女の性格に起因しているというのが定説です。というのも、明るい性格のパブリック・イメージの一方、沈着冷静で物静かな気質の持ち主で知られる彼女。仮に、朝ドラのヒロインになると、どうしても過去の面々と比べられることになり、それがイヤだったとも。特に国仲涼子や比嘉愛未(『どんど晴れ』主演)など、同郷の沖縄の女優らと比較されるのは必至。さらに親友の比嘉からはその重責や大変さについていろいろ聞かされてきたはずで、人一倍生真面目で、気遣い屋でもある彼女にとっては耐え難いことだったのでしょう」(同氏)

 出演依頼に関しては、ある筋によれば、実はここ数年の間にも行われていたいう話も。実現すれば、事務所の後輩の(後輩だった)能年玲奈(現:のん)ともあれこれ比較されるのは間違いなく、そんな事態になればとても芝居どころではなかっただろう。

 来年、三十路を迎える彼女。その意味でも、さすがに今後、主演依頼はないと思われるが、なんらかの重要な役での出演は十分ありえるはずで、加えて、それ以上に注目されるのが、同じくNHKの看板ドラマと呼べる大河ドラマの主演(級での起用)。その動向には大いに関心、期待を寄せたいところだ。

(文・天然バナナ工場長)

新垣結衣 2017年 カレンダー 壁掛け B2 CL-154
トライエックス (2016-11-12)
売り上げランキング: 19,255