昔、ペットを溺愛する実家の母親が、小型犬に手編みのチョッキを着せたり、頭頂部の毛をファンシーなリボン(贈答品の包装用リボンの場合もあった)で結んだりし始めたことがあった。その手作り感溢れるババア特有のセンスはハイパーダサく、やめろと言っても「こっちのほうがかわいい」からと譲らなかったものだ。
そんな会話も今はむかし。今じゃ犬用の高級ウェアやグッズ、フード、散歩用キャリーカーまで登場する世の中。家族の一員である大切なペットにお金をかけるのはごく当たり前のことになりつつある。もちろん、ペット用のビューティーも……!
今回紹介するのは、アメリカ国内で行われたエクストリーム・グルーミングコンテストに出場したワンちゃんたちの画像。
要は、ちょっと過激なペットのカットと毛染め。
よく中国の富裕層なんかが、飼い犬の毛を染めてパンダにしたり虎にしたりしているが、あれを更にクリエイティブにして、歩く作品レベルに仕上げたもので、アメリカやヨーロッパでは盛んに行われているらしい。
コンテストの賞金は300万円だそうで、となるとグルーミングする側の気合いの入り用もハンパなものじゃない。
愛情をそそぐほど、ケアするほど、お金を使うほど、モノ言わぬペットは応えてくれる(ような気がする)。そして、飼い主の欲望を、まさに体を張って具現化してくれるけなげな姿を見て、私たち人間はやっぱり「カワイイ」って言っちゃうんだろうな。
体のラインは、傷じゃありません、線路です。ちゃんと車掌さんチックな帽子をかぶっててるところがポイント。
フラワー犬。脚元のブルーと上部の緑×ピンクのカラーリングが水中花っぽいですね。もしくはアジアの砂糖菓子かな。
スターウォーズのヨーダ。パーカー部分も忠実に再現にカットされてます。背面にいるのは……ウィケット・ウィストリ・ウォリック!
機械の体を持つワンコ。それにしても、ビス留めのゼンマイ仕掛けとは、けっこうローテクなつくりだったりします。
秋と言えば音楽! ってことでカラフルにサクソフォーンな作品。このカラーリング……日本人には真似できません。
ピノキオのストーリーを犬の体で表現。鼻が伸びるシーンでしょうか。左足のまりもみたいなブツは……なんだろう。
落ち着いたカラーリングのなか、ラメやスタッズなど光モノがいいスパイスに。高級感漂うセレブっぽいわんこ。
おなじみのプードルも、こんなに過激にキュート。原宿辺りでウケそうな「ケバケバしいカワイイ」カラーリングですね。
おっと、これは著作権的にセーフなんでしょうか……。ミ●キーの手も凄いが、犬自身がプル●トになってるのも凄い。
ビッグバードの体にアーニーとバート、夢に出てきそうなセサミストリート犬。しっぽにはアーサー、隣にはオスカーまで!
>>さらに次のページではもはや犬ではなくなってしまったワンちゃんたちの衝撃映像が…