amazonのグラビア部門に載れない作品は出したくないから……。
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── いわゆる“疑似”についてはどうですか? 女の子によってその定義や限界が微妙に違うということも言われていますが。
四葉 食べ物系はだいたいやっていますね。ソーセージとか、アイスとか。ああいうのはOKなんですけど、喘ぎ声とかはちょっと……。自分で椅子にこすりつけたりするのもやる子はやるけど、ああいうのは拒否しています。
来栖 ワタシは食べ物系はすべてNGなんですね。声ももちろんNGです、動きも“ちょっとこれはなぁ”っていうものはNG。けっこうワタシはそのへん厳しい目にやってるほうかも。
── 「できるできない」の線引きは徹底されてるわけですね。
来栖 そのかわりお尻とかはキレイに見えるので、Tバックは大胆にやりますし。そこでけっこうバランスをとってるというか。できないことがある分、希望を汲んでもらうために「こういう(大胆な)衣装は着ますよ」って。
── 「できない」ばかりでは話が進みませんからね。
来栖 まあ、互いのすり合わせという部分では言い方次第のところもあるんですけど(苦笑)。
「逆にワタシは、これがアピール・ポイントで、キレイに撮れるはずなので、こういうところをこうやって撮ったらすごくいいものになると思いますよ」っていう言い方をする。
── そのあたりはポジティブな言い回しで。
来栖 そうですね。いろんなメーカーさんから出させていただいてますけど、結果的に「楽しい」しかない(笑)。
四葉 ワタシも楽しく撮りたいというのが一番にありますね。
── 最新作も南アルプスを舞台に終始楽しそうに撮られてましたもんね。
四葉 南アルプス? 南アルプスってどこですか?(苦笑)。
── ハハハ! 山梨県の南アルプス市(笑)。
四葉 ああ、あそこって南アルプス市だったんですね。山梨県ということしかわかってなくて(苦笑)。
来栖 ハハハ。
四葉 あの撮影は楽しくやらせてもらいました。ただ、気温が低くて、8度とかで……。
来栖 えーっ、寒そう~~(苦笑)。
四葉 網走出身が生かせたかなっていう(笑)。
来栖 ああ、寒さには強いんですね。
四葉 ハイ(笑)。
── ただ、自分も北海道出身なんでわかりますが、やっぱ寒いものは寒いんですよね(笑)。
四葉 ハハハ。
来栖 いやあ、それはすごい(笑)。
── 四国育ちの来栖さんから感心が寄せられた形に(笑)。
来栖 鳥肌とか立ったりして大変そう……。
四葉 大変でした(笑)。
── 来栖さんは撮影でそういう経験は……?
来栖 ワタシ、意外にけっこう冬場が多くて。
── あ、そうなんですね。
来栖 寒いのが本当に苦手なので(苦笑)。
── 冬でもなるべく暖かい地域で、暖かい室内を望むという?
来栖 ああ、作風にもよりますよね。事前にどういうストーリーにしていくかとか、どういうものに仕上げていくかっていう打ち合わせをして、「それじゃあ、ここがいいんじゃないか」って流れでだいたいロケ地が決まるので。
── そのあたりの過程も楽しそうですね。じっくりと時間をかけての話し合い。
来栖 みなさん、どのぐらいの時間かけて打ち合わせしているかわからないんですけど、しっかり方向性は話し合います。
四葉 そうですよね。ワタシはこれまでは清純なカップルもののやつしかやってこなかったんですけど。JKの格好をしてのキャピキャピものとか。今回は援交ものだったんで……。
来栖 ああ、ちょっとアンダーな感じなんですね(笑)。
── アンダーな感じ(笑)。
四葉 amazonのグラビア部門に載れない作品は出したくないから……。
来栖 うんうん。18禁にひっかかっちゃいけないとかありますよね。
四葉 だからそういう話し合いはしましたね。「そういう作品でお願いします」って。
── その線引きは一番大事なところですよね。そこはしっかり強く言って。
四葉 あと、「演技力はないです」って(笑)。
来栖 (笑)。
四葉 「なるべくセリフは入れないでください」って。
── ファンの間ではお馴染みの棒読み調ですね(笑)。