今年6月より、山岸楓から七川楓に改名し活躍中の彼女。
現在の活動やいままでの人生を振り返るロングインタビュー!
いったいどんなお話がきけるのでしょうか?(全4回 その4)
個撮のことも考えて衣装が被らないように、ノートに書いて気をつけてるんです
── もう一つ肩書きといえば、ツイッターのプロフィール欄に「2020IV大賞新人賞」ってずっと載せてくれていますよね。あれって2020年年末、アイドルニュースサイトの『EXweb』の識者座談会企画にて、その年リリースされたイメージDVD(イメージ・ビデオ)を中心にシーンを総括する中で各賞を決めたもので。そのとき司会進行したのが自分でして……(苦笑)。
七川 ああ、そうなんですよね。選んでいただいて嬉しかったです(笑)。
── いや、去年の1月にネットにアップされたときはかなり反響あったわけですが、いまとなっては「IV大賞ってなんだよ?」と不思議に思う人もいるんじゃないかと。もうそろそろ外して別の新たなトピックに変えていただいてけっこうですので(苦笑)。楓さんが一番長くプロフィール欄に載せてくれたおかげで、十分に企画の使命は果たした感じです。
七川 ハハハ。そういうことなら、わかりました(笑)。
── フリーランスになったから言うわけでもないんですが、楓さんって、自己プロデュースとか、戦略のアイディアとか、そういうのに長けてる人ですよね。
七川 うーん、元々そういう感じではなかったと思うんですけど(苦笑)。社会人になって、それこそ新郎新婦に対してのお仕事
── そこでたぶん提案とか、アイディアとかカルテに記入していくうちに、ちゃんと頭の中で整理して、こういうお客さんにはこういうのがいいんじゃないか? とか、そういうところで社会人になってからの経験で得たんじゃないかなって思います。
── 学生時代とかはそこまでは……? リーダー的に率先してなにかをやっていくとか。
七川 じゃなかったんですよね。
── 部活では学校のトップとしてがんばられていたわけですが。
七川 でも、リーダー的な感じではなかったんですよねえ。ハイ(苦笑)。
── いま、たとえば、仲間のグラドルと一緒に仕事をするときとかは?
七川 そういうときは、わちゃわちゃ系で(笑)。
── わちゃわちゃ系(笑)。
七川 そういうときもリーダーではない(笑)。
── 楓さんみたいな人が一人いると、現場はだいぶ変わりそうですが。
七川 ハハハ。ああ、空気担当みたいな?(苦笑)。
── 空気担当、いいですねえ。絶対必要だし、場の流れを読むうえでも(笑)。
七川 どちらかというと、リーダーを支える側というのが多いかもしれない。2番目の人ってだいたい……、なんだろう。中間役が多くないですか。上の責任者の意見を聞いたり、ほかの子の意見聞いたりとか。
── そういう役割のほうが合ってて楽?
七川 そうですね。
── すいません、自分、撮影会事情ってあんまり詳しくわかってないんですけど、今度(6月26日)やる撮影会の告知を見たら、何人もの子の写真がある中、楓さんが一番上で“七川楓 団体撮影会”みたいな表記になってまして、なんともな貫録を感じたりもしたんですが(笑)。
七川 ああ、あれは(小鳥遊)くれあさんのところの事務所の主催のもので、呼ばれて……。
── 楓さんの目下の勢いから決まったものなのかなって勝手に思っちゃいました(笑)。
七川 急遽決まったんです。「出ます」って言って。「急遽、七川楓さん出ます」ってなったっていう(笑)。
── それで盛り上がったという(笑)。
七川 ハハハ。だといいんですけど(笑)。
── 活動2年だとまだアレかもですが、後輩とのやりとりなんかも徐々に増えていきますよね。
七川 ああ、いまはそんなに……。あ、でも、後輩の子からは好かれるほうかも。好かれますね(笑)。大條美唯ちゃんとか、仲いいです。あと、宮本なるちゃんとか。
── ツイッターでのやりとり、目にしますね。
七川 2つ下なんですけど、めちゃ仲がいい。
── 後輩からしたらリスペクトの感情もあるはず。
七川 ハハハ。そうだと嬉しい(笑)。
── そのあたりの関係性っていうのは、フリーランスになったことでもっとフレキシブルになりそうですよね?
七川 確かにそうかもしれないですよね。
── どこの事務所でもそうですが、所属の身だとあまり勝手に動けないという。
七川 でも、美唯ちゃんとか、違う事務所の子たちは、個撮とか団体とかあんまりやってなくて、セッションのときに仲良くなった子が多くて。実は。
── ああ、ああ、セッション……。セッションですね(苦笑)。
七川 ハハハ! いろんなモデルさんがいて、えーと、タイマーがあるんです。30秒とか決めて、カメラマンさんにポーズをとって。プール撮影会とかだと流し目って感じです。
── そうか、いろんなモデルさんがいて、カメラマン側のこちらはどの子でも撮れる方式。
七川 そういう感じです(笑)。
── 無知で失礼しました(苦笑)。あと、気になったのが、楓さんとファンとの質問のやりとりで、「これまでは団体と個人の撮影会で衣装が違いましたが」云々というものがあったんですが。元々、衣装は違ったんですね。
七川 元々
── 団体は定員が5名とかそれ以上とかなので、やっぱり多くの人に来てもらいたいっていう。5人もいたら、見られる人数もいるんで個撮よりかはいい衣装とか。ちょっと攻めた? 衣装を着たいっていうのがあって。そういうのって、ほかのグラドルさんは?
七川 たぶんバラバラ、それぞれだと思うんですけど。ワタシの場合だと衣装目当てで来る人もいらっしゃるんで。そのあたり、個撮のことも考えて被らないように、ノートに書いて気をつけてるんです。“この人が以前来たときはこの衣装だった”ってわかるように……。
── あ、ノートに全部書いている?
七川 カルテみたいに。(あらためてノートを出しながら)ファンメモノートですね。“何月何日にこの衣装を着て”って。
── それを見れば、過去の衣装がわかるという。
七川 そうです。全部あります。
── すごくないですか(笑)。
七川 名簿みたいになってるんですね(笑)。フフフ。
── そういう話、ほかの子では聞かないような?
七川 あんまりいないと思います。前の事務所ではめっちゃ誉められました(笑)。
── なるほど、そういうやり方も楓さん流という。そりゃ、独立しますね……って、違うか(苦笑)。
七川 フフフ。でも、これは最初からやってたんです。