もうちょっと自分を犠牲にしないと伸びないのかなあって
── お2人に限らず再生数見ると、動画ってかなり難しそうですね。ライバルが多すぎという実情も含めて。
来栖 内部的なこととかはけっこう勉強して……。あとは本当に続けるっていうことですよね。
── ファン向けに行くのか、一般大衆にも向けて内容を変えていくのか、そのあたりのバランスというのは?
来栖 うーん、ファン向けというよりは自分がやりたいことをやっていくってことですかね。YouTubeじゃないとやれないこと。もちろん見てくださる相手の方のことも大事なんですけど、一番は“やっている自分が楽しい”ってことですよね。それを第一に考えてます。
四葉 ワタシは来栖さんみたいに踊り系が一切できないので。YouTubeよりもTikTokのほうがバズるなあっていうのは思ってて、TikTok撮り溜めしたり。全部音源があるやつに口パクで合わせるやつしかやってないんですけど。
── 視聴時間もありますよね。やっぱりあんまり長いものばかりだと、ビギナーの人間は入りにくいという。
来栖 最近はYouTubeでShortsというショート動画も上げているんですけど、それはワタシ的に伸びるのがわかってて計画的に上げています(笑)。
── ちょっと前のインタビューでも言及されていましたが、現時点一番再生数が多いもので533万回という。
来栖 あれでチャンネル登録者が4、5万人ぐらい増えました(笑)。
四葉 Shortsって広告つくんですか?
来栖 つきますね。でもシステムがちょっと違うんですね。だからそういうところも勉強なんですよね。周りにYouTuberさんが多いんで、聞いて学ばせてもらったりして、自分のチャンネルに生かしています。
── 内容のアイディアというのは1人で考えるものですか?
来栖 ワタシは1人ですね。撮影、企画、編集すべて1人でやるという。
四葉 ワタシも1人でやってます。
── アイディアが行き詰まったり、制作のうえで悩んだりすることは……。
四葉 ワタシの場合はバイトもしているので、時間がなかなか割けなくて。もうちょっと自分を犠牲にしないと伸びないのかなあって。
── バイトやってるときにいいアイディアが閃いて、でもすぐに作業に入れないもどかしさとかも?
四葉 ああ、そうですね。それもあるんですけど、お金の面でのもどかしさが(苦笑)。
── なるほど、内容にあわせてお金がよけいにかかったりもしますよね。
四葉 コロナの影響で収入が大きく減ってしまったので……。
来栖 そこはないなりにやるしかないんですよね(苦笑)。ワタシの場合もそうですし、ほかのYouTuberさんもそうだと思うんですけど、最初から稼げてるわけじゃないので。お金もですし、時間も。そこは工夫なんですよね。
── そういう限られた中で作り続けるという。継続は大事ですよね。グラドルの場合、気づいたら当初のアップのペースが落ちている子もけっこういるわけで。
来栖 継続と質ですよね。